調査リポート
» 2009年07月10日 14時03分 UPDATE

景気低迷で……出張費が減っていませんか?

不況が長引いているが、出張費を削減している企業はどのくらいあるのだろうか。労務行政研究所の調査によると、最近2年間で「国内の出張費を削減している」と答えた企業は半数を超えていることが分かった。

[Business Media 誠]

 厳しい経済情勢が続いているが、出張費を削減している企業はどのくらいあるのだろうか。国内の出張費用について、最近2年間(2007年以降)に「削減している」と回答した企業は52.9%と半数を超えていることが、調査機関の労務行政研究所の調査で分かった。具体的には「出張回数(人数)の削減」を挙げる企業が50.8%で最も多く、以下「日当の見直し」(35.7%)、「テレビ会議の導入・活用」(33.3%)と続いた。

 このほか「回数券の利用」(23.8%)や「ディスカウントチケットの利用」(23.0%)、「グリーン車の利用制限」(15.9%)など、交通費を削減する企業も目立った。

 同研究所が2000年に実施した調査と今回の結果を比べると、回数券やディスカウントチケットの利用については、すでに多くの企業で定着していることが分かった。もはや安いチケットを使うことは、経費削減という意識ではないのかもしれない。

yd_money.jpg 最近2年間の国内出張費用の削減状況(出典:労務行政研究所)

 郵送による調査で、上場企業242社が回答した。調査期間は3月9日から5月7日まで。

最近2年間の海外出張費用の削減状況

 国内の出張費用を削減したという企業は半数を超えたが、海外出張を削減している企業はどのくらいあるのだろうか。「削減している」と答えた企業は44.4%で、国内出張費用の52.9%を8.5ポイント下回った。国内出張では規模による違いはあまりなかったが、海外出張の場合は従業員1000人以上の53.5%に対し、1000人未満では4割ほど。大手企業のほうが削減した割合が高かった。

yd_money1.jpg 最近2年間の海外出張費用の削減状況(出典:労務行政研究所)

 具体的な削減方法を聞いたところ、「出張回数(人数)の削減」が最も多く62.9%。次いで「ディスカウントチケットの利用」(37.1%)、「ファーストクラス、ビジネスクラスの利用制限」(27.0%)という結果に。規模の大きい企業ほど「ディスカウントチケットの利用」「ファーストクラス、ビジネスクラスの利用制限」の割合が高かった。このことについて労務行政研究所は「もともと規模の大きい企業ほどファーストクラスやビジネスクラスを利用する割合が高いことも、関係しているのだろう」としている。

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