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» 2009年07月02日 08時31分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:景況感の改善や商品市況の反発を受けて堅調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>8504.06△57.06

<NASDAQ>1845.72△10.68

<為替:NY終値>96.63-96.69

雇用に不安は残り上値も限定的だが、景況感の改善や商品市況の反発を受けて堅調

 前日の下落の反動もあり、堅調な始まりとなりましたが、雇用指標が改善はしているものの予想を下回ったということで上値を押さえられる場面もありました。それでも、ISM製造業景気指数は予想を上回って改善したことや収益見通しの引き上げ、好調な決算などが発表されたことに加え、原油価格などが堅調となったことで資源株なども買われ、一時大幅高となりました。雇用統計の発表や3連休を控えていることから戻り売りもかさみ上げ幅縮小とはなりましたが、最後まで底入れ感は強く堅調となりました。

 相変わらず景気底入れは確認出来るものの回復までは見えないという指標が多くなっています。雇用に対する不安も依然として根強く、指標の改善も「今一つ」ということで強気になり切れない、と言うことのようです。それでも、足元の業績面はしっかりと回復している企業も多く、今後の4−6月期の決算動向も期待されるのではないかと思います。少なくとも「最悪期は脱した」という雰囲気にはなっており、株価としてどこまでその雰囲気を織り込んでいくのか、と言うことではないかと思います。

 個別には収益見通しの引き上げられたインテルが高く、目標株価の引き上げのあったマイクロソフトが高いなどハイテク銘柄が堅調となり、原油価格の上昇を受けてエクソンモービルやシェブロンも高くなりました。JPモルガンやバンクオブアメリカ、アメリカンエクスプレスなど金融株が安く指数の足を引っ張る格好となりました。

本日の相場

日経平均

 昨日の相場は先物や目先的な需給に振り回される格好となりました。米国での経済指標や日銀短観、中国PMI(製造業購買担当者景況感指数)などの発表や為替に振らされているようでいて、実は全く関係のないところで目先的な需給関係で右往左往しているという感じでした。日経平均が10000円を越えると困るという向きがいるような売り方もあり、軟調となりましたが、センチメントは決して悪くはないものと思います。

 米国株が堅調となったことや為替が円安に振れたことから堅調な展開が期待されます。昨日は10000円を越える場面ではまとまった売りが出て上値を押さえる動きとなりましたが、さすがに売り叩く材料にも乏しく売り叩き難いのではないかと思います。オプションの持高などに絡んで10000円を超えるところでは売りが出る可能性も依然として強いのですが、新興国の景気回復期待から機械株などが、商品市況の回復から資源株や商社株が、そして円安方向に振れていることから、輸出株が買われると日経平均は10000円台を固める動きとなって来るのではないかと思います。

 10000円と言う水準は心理的な節目に過ぎないのですが、10000円を超えると困るかのような先物への売りに上値を押さえられました。本日も再び10000円台定着を目指す動きとなって来るものと思われますが、米国市場での雇用不安などもあり、10000円を超えたところで先物のまとまった売りが出ると「またか」と言うことで上値も限定的となってしまう可能性もありそうです。それでも、買戻しを急ぐ動きもありそうで、今度は10000円割れでは買いが入るというような展開になって来るのではないかと思います。

本日の注目点

◇10年物国債入札(財務省)

◇6月のマネタリーベース(日銀)

◇5月期決算:アスクル(2678)

◇3−5月期決算:ローソン(2651)、セブン&アイ・HD(3382)、スリーエフ(7544)

◇6月の米雇用統計

◇欧州中央銀行定例理事会(ルクセンブルク)

◇5月のユーロ圏失業率

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