「水筒=ケチくさい」は時代遅れ? 20代男子の2人に1人はマイドリンク持参

» 2009年07月01日 19時37分 公開
[Business Media 誠]

 「最近、会社でマグカップや水筒を使用している人を見かけるようになった」という人も多いだろう。実際、どのくらいの人が使用しているのだろうか。

 オフィスで飲み物を飲むとき、よく使用している容器を聞いたところ「マグカップ」を使用している人が最も多く40.6%、次いで「ペットボトル」(25.7%)、「水筒・ステンレスボトル」(10.6%)ということが、ミツカンの調査で分かった。ペットボトルや紙コップ、缶といった使い捨て容器より、マグカップや水筒などの“マイボトル”を使う人が多いようだ。

 オフィスにマイボトルで飲み物を持参している人は、どのくらいいるのだろうか。「ほぼ毎日持参」(26.4%)と「ときどき持参」(17.8%)を合わせた、マイボトル派は44.2%。20代男性と40代女性は、実に2人に1人がオフィスにマイドリンクを持参しているようだ。

オフィスでよく利用する容器(出典:ミツカン)

 マイドリンクを持参している人は、いつごろから持参しているのだろうか。「この1年以内」と回答した人は52.2%。ちなみに20代男性の4人に3人が「この1年以内」にマイボトル派に転向。「節約できるところは節約する、という堅実な暮らしぶりが特徴といわれる最近の男子にとって『マイボトルでマイドリンク』は当然の発想かもしれない。少なくとも不況が続く限り、“水筒男子”の増殖も続きそうだ」(ミツカン)

マイボトルを持参する理由

 マイボトルを持参している人は、どのような理由で持参しているのだろうか。最も多かったのは「飲料代を節約するため」で75.5%、「好みの飲み物を飲みたいから」(33.7%)、「ごみを出さないようにするため」(28.3%)、「いつでも適温で飲みたいから」(20.1%)という結果に。節約だけではなく、エコ意識の高まりによる影響もうかがえた。「市販のペット飲料などに満足できない人の、新しい飲料摂取スタイルが『マイドリンク持参』であるといえそう」(同)

マイボトルを持参する理由(出典:ミツカン)

 マイドリンクを持参する人に、良い点を聞いたところ「飲料代が節約できる」のほか、ナチュラル志向、体への気遣いといった回答も目立った。また20代男性は、ファッション感覚でマイボトルを携帯している人が多かった。

 インターネットによる調査で、20代〜50代の会社員416人が回答した。調査期間は5月22日から5月23日まで。

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