大企業のCEOはブログやTwitterを使っていない――米調査

» 2009年06月26日 07時00分 公開
[ITmedia]

 米国の大手企業のトップは、ソーシャルメディアをほとんど利用していない。CEO関連情報サイトUBERCEOが6月23日にこのような調査結果を報告した。

 Fortune 100社のCEOについて調べた同サイトの調査によると、ブログを持っている人はおらず、Twitterアカウントを持っているのはわずか2人だった。

 ビジネスSNSのLinkedInでプロフィールを作成しているCEOは13人だったが、同SNS内の友人が10人を超えているのは3人だけだった。Dellのマイケル・デル氏、Ingram Microのグレゴリー・スパーケル氏、Ciscoのジョン・チェンバース氏の3人で、いずれもIT企業のCEOだ。また、Facebookに自分のページを持っているCEOは21人と比較的多いが、ページ上の情報が限定的であったり、友人がほとんどいないという。

 UBERCEOは、CEOのソーシャルメディア利用が少ないのは、知識や時間がなかったり、法的な規制のために自由なコミュニケーションに不安があるからだろうと考えている。同サイトは、「すべてのCEOがあらゆる種類のソーシャルメディアに参加するべきだとは言わない」としながらも、CEOに自社のオンラインでのイメージや評判を調べることを勧めている。

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