「NetbookとノートPCの機能は同じ」多くの消費者が誤解

» 2009年06月23日 13時40分 公開
[ITmedia]

 多くの消費者は、Netbook(低価格ミニノートPC)と普通のノートPCが同じ機能を持っていると考えている。米NPD Groupの調査で明らかになった。

 NPDが約600人のNetbook所有者を対象に実施した調査によると、ノートPCの代わりにNetbookを購入した人のうち60%が、NetbookとノートPCの機能は同じだと思っていたという。

 そうした誤解は満足度に影響しており、ノートPCの代わりにNetbookを購入した人のうち、Netbookに満足した人は58%。これに対し、最初からNetbookを買うつもりで購入した人は70%が満足していた。特に18〜24歳の層では、65%がNetbookの性能は期待していたほどではなかったと答えている。期待以上だったと答えたのは27%だった。

 また、Netbook購入の主な理由として携帯性を挙げた人は60%に上ったが、購入後にNetbookを外に持ち出さなかったという人は6割いた。

 「消費者が目的に合ったPCを購入できるようにしなければならない」とNPDのアナリスト、ステファン・ベイカー氏は指摘する。同氏は、消費者がNetbookはノートPCの代わりになると思い込む可能性があるため、小売業者やメーカーはNetbookのPCライクな機能を強調しすぎてはいけないとし、機能の代わりに携帯性などを売り込むべきだと主張している。

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