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» 2009年06月22日 15時56分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:ちぐはぐな展開だが、買戻しの動きもあり堅調 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 9826.27円 △40.01円
売買高 21億4803万株
日経平均先物 9830円 △60円
売買代金 1兆5415億円
TOPIX 922.48 △3.51
値上がり銘柄 1189銘柄
東証マザーズ指数 439.22 △14.19
値下がり銘柄 415銘柄
日経ジャスダック平均 1171.52円 △7.41円
変わらず 99銘柄
騰落レシオ 132.18% △11.90 %

日経平均

あいかわらずちぐはぐな展開だが買戻しを急ぐ動きもあり堅調

 週末の米国市場は引き続きもみ合いとなり、為替も若干円高、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も売り越しと伝えられたのですが、寄り付き前に発表になった法人企業統計で業績底入れ感が出たことやシカゴ市場(CME)の日経平均先物が堅調となたことなどもあり、買い先行となりました。買い気配から始まるものなども散見されたのですが、持高調整と見られる売りも多く、指数は前日の終値を挟んで小動きとなりました。決定的な材料に乏しく、持高調整の売りが続いていると見られただけに利益を確保しておこうという動きも強かったようです。

 後場に入ると底堅さを確認して買戻しを急ぐ動きが入ると大幅高となりました。寄り付きは比較的おとなしい始まりとなったのですが、先物へのまとまった買いをきっかけに売られすぎていた銘柄などを買い直す動きもあり、一時大幅高となりました。さすがに9900円前後の節目では目先筋の利益確定売りに押される展開となりましたが、指数の算出に絡む思惑なども気にすることなく、内需関連銘柄などを中心に堅調となりました。円高や原油安を好感するような動きも見られ、出遅れ感が強い銘柄が買われた面もあるようです。

 小型銘柄も堅調なものが目立ちました。朝方発表になった法人企業統計の中で第3次産業活動指数の改善が見られたこと、特に小売や情報通信業で大幅な改善となったことから、インターネット関連銘柄が買われ、東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均も堅調となりました。先物は後場に入ってからまとまった買いが見られ上値を試す展開となりましたが、一方で目先的な過熱感からのヘッジ売りなどもあって上げ幅も限定的となり、指数の上値を押さえる展開となりました。

 相変わらずちぐはぐな展開が続いていますがやはり9500円を超えて10000円を抜けたということで、買い気も強まっているようです。経済指標も底入れを示す部分もあり、少なくとも売り叩き難くはなっているようです。まだ、疑心暗鬼な向きも多いのでしょうが、業績上ブレも十分期待できるような感じになっており、目先的な過熱感を冷ますように底堅さを確認しながら戻りを試す展開となって来るのではないかと思います。出遅れ銘柄の水準訂正の動きも見られ、全体的な底上げ機運も出て来るのでしょう。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 RSIがまだ下げ足りないように目先的には過熱感も強く、堅調ながらも転換線に上値を押さえられて上値が限定的となりました。それでもストキャスティックスは底値圏になっており、基準線も上昇となるので、過熱感から上値も重いながら基準線にサポートされながら、強含みの展開が期待されます。

TOPIX

NYダウ

 転換線を意識したところで上値を押さえられた格好となりました。日経平均と同様にストキャスティックスも底値圏からの反発を示唆しており、また、基準線が上昇してくるところで、底堅さは見られるものと思いますが、RSIが下げ足りずまだ上値は重いのかもしれません。

円相場

NYダウ

 雲のねじれの日柄で、基準線を抜け切れずまた、基準線のサポートを確認するような格好となっています。遅行線が日々線にサポートされてはいるのですが、ストキャスティックスは底値圏にあると見ていいものの、RSIが下げ足りず、まだ、遅行線が日々線にサポートされながらも下値を確認するような場面もあるのかもしれません。

銘柄ピックアップ

個別の材料に敏感に反応するものが多い

ニトリ(9843) 6620 △140

 先週末の引け後に3−5月期の決算を発表、好調な決算を発表すると同時に今期(2010年2月期)決算を上方修正、今後の業績拡大を期待する動きもあって大幅高となりました。

日産自(7201) 599 △32

 米国で電気自動車を量産すると報じられ、交換する買いが入り、円高を嫌気して他の自動車会社が軟調となるなかで大幅高となりました。中国や欧州などでの販売が取りざたされたこともあり、好感したものと思います。

古河電(5801) 378 △26 、 富士電HD(6504) 168 △18

 新聞で両社が共同でハイブリッド車などの性能を引き上げる新型の電力制御用半導体(パワー半導体)を開発すると報じられ、収益拡大を期待して買われ、堅調となりました。

サッポロHD(2501) 514 △80

 ディフェンシブ銘柄を物色する流れのなかで、外資系証券が不動産株としてみると割安感があるとして、投資判断を2段階引き上げ、目標株価も大きく上方修正したことから、買われ、一時ストップ高となるなど大幅高となりました。

三洋電(6764) 265 △6

 電池関連銘柄への買い一巡感、買い飽き気分も手伝い、目先筋の利益確定売りなどに押される場面もありましたが、売り一巡後は地合いの好転もあり、買い直しを急ぐ動きも合って堅調となりました。

NTTドコモ(9437) 140200 ▼1200

 三井住友FG(8316)の公募のTOPIX算入に絡む持高調整が取りざたされるなかで、売りの対象となり、本来であればディフェンシブ銘柄の一角として買われてもいいところなのですが、軟調となりました。

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