太宰治といえば……こんなイメージ

» 2009年06月19日 20時28分 公開
[Business Media 誠]

 今年は作家「太宰治」の生誕100年という節目の年だが、彼を知っている人はどのくらいいるのだろうか。ネットエイジアの調査によると、「知っていて読んだことがある」(61.8%)と「知っているが読んだことはない」(34.9%)を合わせると、96.7%人が「太宰治」を知っていると回答した。

 性別・年代別で見ると、10代男性の69.1%、10代女性の70.9%、20代女性の71.4%が「知っていて読んだことがある」と回答。「教科書で教材として取り上げられていることが影響しているようで、若年層において『読んだことがある』と回答した割合が他の層よりも高かった」(ネットエイジア)

 太宰治について、どのようなイメージを抱いている人が多いのだろうか。太宰治を知っているという人(535人)に聞いたところ、「堅い・気難しい」が最も多く13.5%。以下「暗い・陰鬱」(11.8%)、「文豪」(8.6%)、「賢い・頭の良い」「内気・神経質」(それぞれ5.0%)と続いた。

 「太宰治」の作品を読んだことがあるという人(342人)は、どの作品を読んだことがあるのだろうか。最も多かったのは『走れメロス』(92.1%)、次いで『人間失格』(65.5%)だった。特に年齢の高い層で、『人間失格』を読んだことがあるという人が目立った。太宰治の作品を読んだことのある男性50代の80.5%、女性40代では85.2%、女性50代では86.5%が『人間失格』を読んだと回答した。

あなたが読んだことがある「太宰治」の作品は何ですか? (出典:ネットエイジア)

 携帯電話を使った調査で、15歳〜59歳の男女553人が回答した。調査期間は6月9日〜6月10日まで。

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