GWに海外旅行を計画していた人の15.8% 「予定を変更した」

» 2009年06月10日 18時42分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 日並びには恵まれたものの、新型インフルエンザへの不安に包まれた2009年のゴールデンウィーク(GW)。旅行動向に変化は生じたのだろうか。

 フォートラベルの調査によると、「GWにどのように過ごそうと計画していましたか?」と質問したところ、1位「自宅中心で過ごす」(39.8%)、2位「国内旅行(宿泊を伴う)」(17.3%)、3位「日帰り旅行」(12.8%)、4位「海外旅行」(12.7%)、5位「その他」(10.0%)、6位「帰省」(7.4%)だった。

 「GWに実際にどのように過ごしましたか?」と質問すると、1位「自宅中心で過ごす」(41.1%)、2位「国内旅行(宿泊を伴う)」(16.8%)、3位「日帰り旅行」(11.9%)、4位「その他」(11.8%)、5位「海外旅行」(11.0%)、6位「帰省」(7.4%)が続いた。順位はそれほど変わっていないが、実際に旅行をした人の比率は全体的に計画より減少している。

 当初は海外旅行を計画していたが何らかの事情で取りやめた人は、海外旅行計画者の15.8%。そのうち取りやめた理由を「新型インフルエンザの影響」と答えた人は3割を占めた。

 国内旅行に行った人の平均旅行日数は3.3日。旅行費用の平均は1人当たり4万5000円(宿泊費2万4000円、交通費2万1000円)だった。

 利用した交通機関について調査したところ、最も多かったのは「車・レンタカー」(62.3%)で、続いて「飛行機」(22.6%)、「新幹線を除く電車」(22.2%)となり、「新幹線」は13.4%にとどまった。

 海外旅行に行った人の平均旅行日数は6.6日。旅行費用の平均は1人当たり15万6000円(宿泊費6万9000円、交通費8万6000円)だった。

 旅行の行き先を聞くと、行き先が判明した283人のうち約6割はアジアに出かけており、国別では中国やタイという回答が多かった。また、欧州方面に出かけた人は約2割、北米(米国・カナダ)は1割以下にとどまった。

 インターネットによる調査で、対象はフォートラベル会員3246人。調査期間は4月30日から5月11日。

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