秋葉原の歩行者天国、復活に賛成? 反対?誠 Weekly Access Top10(2009年5月30日〜6月5日)

» 2009年06月08日 12時10分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 先週最も読まれた記事は「昭和50年代生まれの男性が懐かしく感じるものは?」。2位は「合コンでモテる人の部屋には『○○』がある」、3位は「彼女・奥さんと同じベッドで寝ていますか?」だった。

秋葉原の歩行者天国、復活に賛成? 反対?

 6月8日は秋葉原で連続通り魔事件が発生してからちょうど1年目。多くの読者にとってもそうだろうが、土日にほぼ必ず秋葉原にいる筆者にとっても衝撃的な事件だった。筆者はたまたま昼過ぎに起きたため、事件時には秋葉原にいなかった。もし自分が現場にいたら何かできたかもしれなかったなと思ったりもする。

 昨日、秋葉原を自転車で走っていると、事件時に犯人が乗ったトラックが人込みに突っ込んだ交差点に花やペットボトルなどが供えられていた。辺りには普段より多くのパトカーが走っており、事件から1年となる日を前に警戒している様子がうかがえた。

 事件後、決定的に変わったのは、毎週日曜日に行われていた歩行者天国が中止になったこと。その再開について議論されているとも聞くが、一般の人の反応はどうなのだろうか。秋葉原にギャラリーを持っているイージュネックスが来場者などからアンケートをとっているが、「賛成」は720票、「反対」は961票、「どちらでもない」が172票(6月7日現在)。事件前から行き過ぎたパフォーマンスが問題となっていたので、個人的には妥当な結果ではないかと思う。

 歩行者天国が再開されなくとも、秋葉原には新しいスポットがどんどん登場している。5月29日にはJR秋葉原駅東に複合商業施設アキバ・トリムがオープン。地下1階に模型・サーキットバーができるなど新たな観光スポットにもなりそうだが、周辺住民にとってはユニクロや無印良品がテナントとして入っていることが大きい。従来の秋葉原には衣料品や生活雑貨が手に入る場が少なかったのだ。

 2006年には秋葉原UDX1階にスーパーマーケットがオープン、2008年にはJR秋葉原駅南にブックオフも開店するなど、電気街としての秋葉原が、生活の場にも変化しているようだ。慣れ親しんだ風景が変わっていくのは少し寂しい気もするが、筆者の地元の電気街、大阪・日本橋はさびれていく一方なので、「秋葉原はいいなあ」と思う今日この頃である。

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