サラリーマンの小遣いは月平均4万5600円

» 2009年06月04日 16時43分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 100年に1度の不況と言われているが、サラリーマンの小遣い事情はどうなっているのだろうか。

 新生フィナンシャルの調査によると、サラリーマンの平均小遣い額は月4万5600円と、2008年調査より700円減少した。ピークだったバブル末期(1990年)の7万6000円から3万円以上減っていることになる。

 年代別に見ると、20代4万5600円(前年比6100円減)、30代4万7300円(同6600円増)、40代4万3200円(同900円減)、50代4万6200円(同2500円減)。居住地別に見ると、首都圏5万600円(同1300円減)、関西圏4万6000円(同7200円減)、東海圏3万9900円(同1400円減)と関西圏の落ち込みが目立った。

サラリーマンの平均小遣い額の推移(1979年〜2009年、出典:新生フィナンシャル)

 いくらくらいの小遣いが欲しいのだろうか。「理想とする小遣いはいくらですか?」と尋ねたところ、平均は7万2900円と2008年調査より1300円増加した。理想の小遣い額と現実の小遣い額の差は2万7300円で、2008年調査より2000円広がったことになる。

理想とする小遣いはいくらですか? (出典:新生フィナンシャル)

 小遣いを何に使いたいのだろうか。「小遣いの使い道として必要不可欠なものは何ですか?」と聞くと、トップは「昼食代」で57.2%。以下、「趣味の費用」(50.6%)、「飲み代」(44.8%)、「嗜好品代」(42.2%)、「雑誌・書籍代」(37.2%)、「携帯電話代」(27.4%)、「車関係・ガソリン代」(25.0%)が続いた。

 「携帯電話代」(50代18.4%、40代20.0%、30代29.6%、20代41.6%)は年代が下になるほど比率が高くなり、「家族への気配り」(20代16.0%、30代18.4%、40代19.2%、50代20.8%)や「職場の部下への気配り」(20代4.8%、30代11.2%、40代15.2%、50代17.6%)は年代が上になるほど比率が高くなっている。

 インターネットによる調査で、対象はサラリーマン500人。調査期間は4月18日と19日。

小遣いの使い道として必要不可欠なものは何ですか? (出典:新生フィナンシャル)

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