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» 2009年06月01日 15時56分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:週末の「お化粧買い」での節抜けを確認し、景気底入れ確認(?)で大幅高 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 9677.75円 △155.25円
売買高 25億0129万株
日経平均先物 9690円 △180円
売買代金 1兆6607億円
TOPIX 912.52 △14.61
値上がり銘柄 1204銘柄
東証マザーズ指数 396.70 △2.65
値下がり銘柄 396銘柄
日経ジャスダック平均 1112.34円 △10.59円
変わらず 99銘柄
騰落レシオ 119.58% △11.12%

日経平均

週末の「お化粧買い」での節抜けを確認し、景気底入れ確認(?)で大幅高

 週末の米国市場が大幅高となったのですが、日本市場同様に「お化粧買い」とも見られ疑心暗鬼な始まりとなりました。為替が円高に振れたことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)売り越しと伝えられたこともあり、売りが先行となりましたが、節目と見られる9500円を割り込んだところでしっかりと買いが入ると、9500円を抜けたことが確認され買い急ぐ動きとなりました。原油など商品市況が好転していることから資源・エネルギー関連銘柄が高く、また、出遅れの修正として内需株が高く指数を押し上げる動きとなりました。

 後場は一段高となりました。米大手自動車の問題もけりがつき、中国のPMI(購買担当者景気指数)が10カ月ぶりの高水準となったことなどを好感して買い先行となり、円高一服となったことも輸出関連銘柄の買いを急がせる動きとなってしすを押し上げました。さすがにも一段買い上がられ、出遅れ銘柄を物色する動きが広がると目先筋の利益確定売りに上げ幅を縮小する場面もありましたが、今晩の米国経済指標の発表を気にしながらも最後まで買い気は衰えず、高値圏での引けとなりました。

 小型銘柄も出遅れ銘柄物色の一環というような感じで堅調なものが目立ちました。東証マザーズ指数と日経ジャスダック平均は堅調というに止まりましたが、二部株指数は大幅高となりました。先物はまとまった買いが断続的に見られる場面もあり、指数を押し上げる要因となる局面もありました。ただ、一方的に買い上がるということでもなく、利益を確保しながら買い直すような動きが続いていたものと思います。

 ようやく「底入れ確認」となったようです。景気も株価も最悪期は脱し、底割れの恐怖から開放されてもいいところまで戻ったとみてもいいのでしょう。まだ、抜けてきた節目水準である9500円の水準で押し目を確認するような動きはあるのかもしれませんが、物色対象に広がりが見られることや、しっかりと9500円水準での買いを確認したことで、「底入れ確認」と見てもいいのではないかと思います。9500円を抜けると11000円水準まで節目らしい節目はなく、循環物色の中で上値を目指す動きとなって来るのでしょう。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 節目を抜けて底入れ確認となって来ました。今度は9500円の水準が下値のサポートとなるような感じで戻りを試す動きとなりそうです。ストキャスティックスは高値圏にあるのですが、RSIはまだ上値余地もあり、高値を確認するような動きが続くものと思います。

TOPIX

NYダウ

 ようやく抜けて来ました。まだ「抜け切った」というには日経平均に比べると出遅れている感じですが、ストキャスティックスは高値圏にあるもののRSIには上値余地もあり、節目での底堅さを確認しながら上値を試す動きとなるものと思います。

円相場

NYダウ

 基準線の上値を確認し一気に雲を割り込むところまで調整となりました。遅行線も日々線に上値を押さえられた格好となりましたが、まだRSIやストキャスティックスには上値余地もあり、雲の下限に沿うような形で強含みの展開が続くものと思います。

銘柄ピックアップ

出遅れ感の強い内需関連銘柄を中心に買われる

SUMCO(3436) 1390 ▼79

 先週末に業績の下方修正を発表、赤字幅の拡大を嫌気して売りが優勢となり、大幅続落となりました。

丸紅(8002) 462 △31

 原油価格をはじめ商品市況が好調なことに加え、アルゼンチン社と穀物の調達で包括提携したと報じられたことを好感、従来から強みを持つ食糧分野の強化につながるとして評価されて大幅高となりました。

日新鋼(5407) 247 △33

 製品需要の最悪期は脱したということで、国内大手証券が投資判断を「強気」として調査を買いしたと伝えられたことで目先筋の買いも交えながら大幅高となりました。

アステラス製薬(4503) 3350 △120

 ここのところ軟調な展開が続いており、指数が節目を抜けたことで出遅れ銘柄を物色する動きに乗り、大幅高となりました。薬事法改正でコンビニエンスストアなどで医薬品の販売が始まったことも好感されたものと思われます。

トヨタ(7203) 3820 △10

 米大手自動車会社の破綻する見通しとなったことで、米ダウ平均採用銘柄かの入れ替え銘柄として取りざたされ、円高や米自動車会社破綻の話題にも関わらず底堅い堅調な展開となりました。

日通(9062) 419 △16

 先週末に国土交通省などから指名停止処分を受けたが、悪材料出尽くし感や先週の外資系証券の投資判断と目標株価の引き上げ、円高での内需株物色の動きなどなから買いが集まり、一時大幅高、最後は利益確定売りに上げ幅を縮小したものの堅調となりました。

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