女性の友だちはいるけど、彼女はいない……20代・30代の未婚男性像

» 2009年05月29日 17時10分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 あなたは動物的というより植物的(草食的)ですか? オーネットの調査によると、20代〜30代の未婚男性の51.0%は「自分は草食的」と分析していることが分かった。また「交際相手がいない」という人は70.0%に達し、1996年の調査と比べ、13.2ポイントも増加。現在の恋愛状況はうまくいっていないようだが、59.0%の人は「女性の友人」を持ち、89.7%が過去に片思いを含む恋愛経験があるなど「女性とのコミュニケーションや恋愛については積極的な姿勢を見せている」(オーネット)ようだ。

 彼女がいる男性の74.1%は「自分から告白した」と回答。結婚についても「結婚したい」(77.8%)、「結婚によって人生の楽しみは多くなる」(73.6%)と、結婚に対しては前向きな姿勢を見せている。ただ「経済的不安などから結婚を先延ばしにする傾向が強まる」(69.8%)と考えている人が多いが、「自分は経済不況下でも結婚したい気持ちは変わらない」(70.9%)と、不況が原因で晩婚化が進むかもしれない、といった結果が出た。

20代〜30代の未婚男性で「交際相手はいない」が7割(出典:オーネット)

 インターネットによる調査で、20代〜30代の未婚男性1135人(20代605人、30代530人)が回答した。調査期間は5月3日から5月8日まで。

「友だちのような夫婦」の形は減少

 結婚後、配偶者には働いてもらいたいのだろうか? それとも専業主婦でいてもらいたいのだろうか? 最も多かったのは「フルタイムで働いてほしい」で40.5%、次いで「派遣など」(38.9%)、「専業主婦」(20.6%)という結果に。また「妻の収入が多ければ、夫が家事選任になってもかまわない」が65.3%にも達したことから「配偶者にも経済面を担ってもらいたいといった意識を表に出し、さらにはその志向が進んで、女性側が家計の主となってもよいという意識に変化しつつあるようだ」(同)

不況でも結婚の気持ちは「これまでと変わらない」という人は7割(出典:オーネット)

 理想の夫婦の形を聞いたところ、「友だちのような夫婦(公平・平等)」が73.7%でトップ。しかし2006年の調査では「友だちのような夫婦」は81.7%であったことから、これまでの公平・平等意識とは異なった、新しい男女関係が生まれつつあるのかもしれない。

関連キーワード

結婚 | 恋愛 | コミュニケーション | モテ | 不況


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.