そろそろ夏のボーナス……と考える人もいるだろうが、今年は不況の影響で「期待していない」という人も多のでは。昨年夏にボーナスを支給されたという人は72.8%。一方、今年のボーナスについて「支給される予定」と回答したのは62.8%と、10ポイントも減少していることが、楽天リサーチの調査で分かった。
「支給される予定」と回答した人に見込み支給額を聞いたところ、「昨年と変わらない」は34.4%、「減りそう」は45.4%にも達した。中でも「5万円以上10万円未満の範囲で減りそう」という回答は11.0%。逆に「増えそう」という回答は、わずか7.5%にとどまった。
同社が昨年12月に実施した調査によると、ボーナスの支給額が「減りそう」という回答は37.4%、「増えそう」は17.4%だった。冬のボーナスに比べ夏のボーナスは「減りそう」が8.0ポイント増、「増えそう」が9.9ポイント減と、ビジネスパーソンの間では悲観的なムードが漂っていそうだ。また今年の夏のボーナスの支給平均額(加重平均値)は、63万3642円だった。
インターネットによる調査で、20歳から69歳の男女1250人が回答した。調査期間は4月25日から4月26日まで。
夏のボーナスの支給額について、満足している人はどのくらいいるのだろうか。「どちらかといえば不満」(38.0%)と「不満」(25.9%)を合わせると63.9%の人が、夏のボーナスの支給額に満足していないようだ。これに対し「とても満足」と「どちらかといえば満足」の合計は36.1%。「支給されるだけまだまし」という心理が働いているのかもしれない。
また夏のボーナスの使い道について聞いたところ、「貯蓄」がトップで36.4%。以下「旅行、レジャー」(23.2%)、「ローン、借金返済」(21.8%)、「生活費の補てん」(18.3%)、「買い物」(17.7%)と続いた。上位5位のうち3つは日常生活や資金繰りに関するものだったことから、「不況感が色濃くあらわれた結果」(楽天リサーチ)としている。
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