経済指標の好転を受けて大幅高清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年05月27日 08時25分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

出遅れ銘柄の物色が続くかどうかに注目

昭和シェル(5002) 895 △1

 太陽電池事業を石油と並ぶ中核事業にするため、2010年度−14年度の5年間で計約1600億円を投資、工場新設などで生産能力を現在の12.5倍に増やす計画。石油製品の需要減少が加速しており、市場拡大が見込める新エネルギー事業へのシフトを鮮明にする。

マツダ(7261) 243 △3

 独自開発のハイブリッド車の第一号車両を岩谷産業(8088)に納車した。水素とガソリンを燃料に使うマツダ独自のハイブリッド方式を採用。運転手はボタンひとつで燃料を切り替えられる。今後もエネルギー関連企業や官公庁などの需要を開拓する。

三菱重工(7011) 326 ±0

 ウクライナと南アフリカ共和国に駐在員事務所を開設する。両国ともエネルギー・環境分野を中心に中長期的に市場拡大が見込めると判断した。

東レ(3402) 445 ▼5

 子会社を通じ、フランスの高級婦人服の店舗を中国で展開する。これまで日本で同ブランドのライセンス生産や販売を手掛けてきたが、中国での権利も新たに取得した。

新日鉄(5401) 345 ▼3、 トヨタ(7203) 3600 △40

 2009年度分の鋼材価格交渉で1トン当たり約15000円(十数%)値下げすることで合意した。鉄鉱石など鉄鋼原料の値下がりで、7年ぶりに前年を下回る。国内最大手間の合意で、今後造船や電機など大手製造業各社と鉄鋼各社間の取引価格へも影響しそうだ。

NTTドコモ(9437) 142100 △1100、 みずほ(8411) 229 △1

 NTTドコモはみずほ銀行と提携し、携帯電話を使った送金サービスなどの金融業務に乗り出す方針と報じられた。「銀行代理店制度」の活用し、個人間の送金サービスを提供、将来的には公共料金や通信販売の代金支払いなど幅広く手掛けたい考え。

外国人売買動向(外資系11社ベース)

売り  1320万株

買い  1760万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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