顔の毛穴に入った皮脂をとるために、あぶらとり紙を使う男性もいるのでは。皮脂だけではなく、ほこりや排気ガスの汚れも落とせるのが日立製作所の「イオンクレンジング器 NC-550」。プラス電位のイオンクレンジング器を肌に当て、マイナスイオン化した汚れを引き出すという仕組み。
「もともとは女性向けの美容家電だったが、その効果を知った男性にも広まっていった」(中村さん)。風呂上がりに1日1回、3分程度行えば清潔な肌を保てるという。価格(ビックカメラ有楽町店本館、5月18日時点)は7980円。
年齢を重ねるにつれてハリや弾力がなくなってくる肌。パナソニックの「超音波美容器 ソニックシェイプ EH2433P」では、1秒間に約100万回の超音波振動を与えることで、フェイスラインを引き締めることができる。「イオンクレンジング器と同じく、この商品も女性から男性に広まった」(中村さん)。
超音波振動を与えるには専用のソニックシェイプジェル(200グラム)が必要で、週3回の使用で3〜4カ月使うことができる。価格(ビックカメラ有楽町店本館、5月18日時点)はソニックシェイプは1万4800円、ソニックシェイプジェルは1840円。
最後に「売れ筋ではないが中村さんの注目している美容家電」を尋ねると、「レーザーシグマ」を挙げてくれた。ヒゲそりをした後にレーザーを当てると、ヒゲが生えてくるスピードや量を徐々に減らせるという。価格(ビックカメラ有楽町店本館、5月18日時点)は2万9800円。
電気シェーバー以外の男性向け美容家電市場はまだそれほど大きくなく、女性向けに比べるとコーナーも小さい。しかし、興味を持っている人は多いようで、取材中にも何人もの人が商品を手にとっている姿を目にした。それほど高価な商品ばかりが並んでいるわけではないので、気になる人は1度チェックしてみてはいかがだろうか。
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