大幅高の反動や自動車株への懸念などから大幅下落清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年05月12日 08時33分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

決算発表への敏感な反応が続く展開

イオン(8267) 895 △21、 京セラ(6971) 7850 ▼70

 両社は太陽光発電事業で業務提携する。京セラが一般住宅向けに訪問販売してきた太陽光発電システムをイオンのショッピングセンターなどで販売するほか、イオンカード会員に案内する。また、京セラの販売店やイオンの各店舗で、イオンクレジットサービス(8570)が太陽光発電システムを購入する消費者向けローンを販売する。

丸紅(8002) 425 △23

 米国に火力発電所3カ所を運営する企業の株式を49%取得する。丸紅が全世界で持つ発電所の出力は商社で最大規模だが、現在はアジアや中東地域が中心。世界最大の電力市場である米国で投資を積極化する。

出光興産

 千葉コンビナートの中核設備の一体運営を検討する。石油精製から石化原料エチレンの製造まで一貫した生産体制をつくる。今後半年から1年をかけて詳細を詰める。

日医工

 両社は共同出資で医薬品の原料成分を製造する新会社を設立する。市場が拡大している後発薬の原料成分を安定的に調達する狙い。

ダイキン(6367) 2980 ▼30

 2009年度中に中国で普及価格帯の家庭用エアコン市場に本格参入する。これまで中国では高級機種を販売してきたが、普及機を上乗せすることで幅広い需要を取り込み2010年度までの2年間で中国での家庭用エアコン販売台数を2倍強に引き上げる。

ホンダ(7267) 2900 ▼50

 4月の国内新車販売ランキングの登録車(660cc超)で新型ハイブリッド車「インサイト」が初めてトップになった。4月に始まった「エコカー減税」が追い風となり、環境車に買い換える動きが鮮明になった。

外国人売買動向(外資系11社ベース)

売り  2630万株

買い  1250万株

(金額ベースも売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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