総務省統計局は5月4日、「我が国のこどもの数−『こどもの日』にちなんで−」を発表、2009年4月1日時点の日本の子ども(15歳未満人口)の数は1714万人であることが分かった。子どもの数は2008年より11万人少なく、1982年以来28年連続で減少している。子どもの数を男女別に見ると男性は878万人、女性は835万人と、男性の方が女性より43万人多かった。
総人口に占める子どもの割合は13.4%。1950年には35.4%と総人口の3分の1を超えていたが、第1次ベビーブーム期(1947年〜1949年)以降低下し、1965年には25.6%まで減少。第2次ベビーブーム期(1971年〜1974年)に上昇した局面もあったものの、1975年からは35年連続で低下している。
都道府県別に子どもの割合を見ると(2008年10月1日現在)、最も子どもの割合が高いのは沖縄県で17.9%。以下、滋賀県(15.1%)、愛知県(14.7%)、佐賀県(14.4%)、福井県(14.3%)が続いた。
逆に最も子どもの割合が低いのは秋田県で11.5%。以下、東京都(11.8%)、北海道(12.2%)、高知県(12.3%)が続いた。
世界各国の子どもの割合はどのくらいなのだろうか。国連人口統計年鑑(2006年版)を参考に人口3000万人以上の国の子どもの比率を見ると、最も高いのはナイジェリア(2003年7月1日推計)で44.3%。以下、「タンザニア」(2002年8月24日推計、44.2%)、「エチオピア」(2004年7月1日推計、43.2%)、「ケニア」(2005年7月1日推計、42.3%)と上位にはアフリカ諸国が並んだ。
欧米諸国は米国(2007年7月1日推計)が20.2%、ドイツ(2006年12月31日推計)が13.9%、英国(2007年7月1日推計)が17.6%と低くなっているが、日本の13.4%は世界的に見ても極めて低い水準となっている。
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