新入社員が選んだ“ビジネス流行語”は「内定取り消し」

» 2009年05月01日 15時01分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 経済環境が激変した2008年。さまざまな言葉がメディアを賑わせたが、2009年度の新入社員はどんなビジネスワードが流行したと思っているのだろうか。

 産業能率大学が“ビジネス流行語”を20語選定、その中から新入社員に流行したと思う言葉を3つ選択してもらったところ、最も選択された割合が高かったのは「内定取り消し」で70.5%の人が選んだ。以下、2位「派遣切り」(61.6%)、3位「リーマンショック」(29.7%)、4位「100年に1度の金融危機」(23.7%)、5位「サブプライム」(21.8%)が続いた。

 「内定取り消し」と「派遣切り」という雇用に関する2語の選択率が特に高かったが、産業能率大学では「今年度の新入社員にとって、この言葉がいかに他人事でなく“自分事”であったかを表しているのではないでしょうか」とコメントしている。

 書面アンケートによる調査で、対象は新入社員研修に参加した男女583人。調査期間は3月25日から4月10日。

2009年度新入社員が選ぶ“ビジネス流行語”(出典:産業能率大学)

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