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» 2009年04月30日 15時59分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:米国株高に加え、月末、連休の谷間ということで買戻しがかさみ大幅高 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 8828.26円 △334.49円
売買高 25億1636万株
日経平均先物 8860円 △350円
売買代金 1兆6717億円
TOPIX 837.79 △25.80
値上がり銘柄 1378銘柄
東証マザーズ指数 344.55 △2.44
値下がり銘柄 240銘柄
日経ジャスダック平均 1040.59円 △4.02円
変わらず 87銘柄
騰落レシオ 92.86% △1.76%

日経平均

米国株高に加え、月末、連休の谷間ということで買戻しがかさみ大幅高

 米国市場が大幅高となったことや休日前の大幅下落の反動やヘッジ売りの買戻しから買い先行となりました。寄り付きの買いが一巡した後も底堅さを確認してまとまった買戻しなどもあり、大幅高となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も大幅買い越しと伝えられたことも買い急がせる要因となったものと思います。ハイテク銘柄や自動車株などを中心に買い気配から始まるものが多く、寄り付いた後も断続的に買いが続くといった状況でした。

 後場に入ると為替が円高に振れ、米自動車会社の破産法適用のニュースなども伝わり、いったん目先筋の売りに上げ幅を縮小する場面もありました。ただ、節目と見られる8800円を割り込む場面では底堅く、断続的に値がさ銘柄を中心にまとまった買いもあったことから、指数は高止まりとなりました。見切り売りに押されるものも散見されましたがほぼ全面高、最後まで買い戻しが続き大幅高となりました。

 小型銘柄も堅調なものが目立ちましたが、主力銘柄が先物の買い戻しや値がさ銘柄の買戻しを中心に大幅高となった割には上値の重い展開となりました。東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均は揃って堅調とはなりましたが、上値も限定的となりました。先物は朝方から断続的にまとまった買戻しがあり、指数を押し上げる要因となりました。目先筋も早め早めの買戻しで押し目らしい押し目を作らず、終始堅調な展開となりました。

 ここまで上げるでしたら、休日前にあそこまで売られる必要もなかったのではないかと思いますが、月末と言うことで持高調整の買戻しも多かったでしょう。ただ、相変わらず目先的な需給に振り回されながら目先筋の売り買いで指数が大きく振らされているという感じで、底入れ感は強まっているのでしょうが、まだまだ紆余曲折、米国市場動向などに反応しながら一進一退の動きが続くものと思います。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 基準線をサポートに大幅反発となりました。ストキャスティックスも底値圏にあり、底堅さは見られるのでしょうが、RSIが下げ足りず、まだ上値は重いのでしょう。遅行線も日々線を意識するところで雲にサポートされて反発となりましたが、まだ日々線のサポートを確認するような場面もあるものと思います。

TOPIX

NYダウ

 さすがに基準線にはサポートされた格好となり、遅行線も日々線を意識して反発となりました。それでもストキャスティックスは底値圏にあるのですが、RSIはまだ下値余地も大きく、まだまだ基準線のサポートや遅行線が日々線にサポートされるような、押し目を確認するような場面もあるものと思います。

円相場

NYダウ

 雲のサポートを確認して反発とはなりましたが、遅行線が日々線を下回り、調整は否めないものと思います。遅行線が日々線に上値を押さえられて日々線は基準線に上値を押さえられてしまうのでしょうが、RSIもストキャスティックスも底値圏にあり、日々線が雲にサポートされながら上値は重いものの底堅い動きは続くものと思います。

銘柄ピックアップ

持高調整の買戻しもあってほぼ全面高

日本車両(7102) 446 △52

 買い先行で始まり、後場に入って上げ幅を広げ、年初来高値更新となりました。先物主導で指数を押し上げる動きに乗ったものと思われますが、米国への新幹線の売込みを本格化すると新聞で報じられたことを材料視する向きもありました。

スタンレー電気(6923) 1390 △200

 ハイテク銘柄を中心に大幅高となるものが多いなかで、ストップ高となりました。国内自動車メーカーの生産調整、減産規模の緩和を受けて需要が底入れするとして国内証券が投資判断を引き上げたことを素直に好感した買いが入りました。

日新鋼(5407) 190 ▼17

 28日の引け後に発表した連結決算で最終損益が従来の黒字予想から一転赤字となったことで、嫌気する売りに押され売り気配で始まった後も見切り売りが止まらず大幅下落となりました。

東京エレクトロン(8035) 4480 △360

 28日の引け後に発表した連結利益予想を上方修正したことを好感する買いとハイテク銘柄全般に持高調整と見られる買戻しがあったことで大幅高となりました。朝方発表された3月の鉱工業生産指数で「一般機械」の生産と出荷が共に上昇していたことも買戻しを急がせる要因となたものと思われます。

パイオニア(6773) 314 ▼28

 第三者割り当て増資を発表、発行済み株式数の約7%に相当する新株を発行することから株価価値の希薄化を嫌気する売りに押され、大幅下落となりました。

ホンダ(7267) 2845 △245

 2009年3月期連結決算を発表、同時に2010年3月期の営業利益の見通しを発表したが、大幅減益予想ながら営業黒字を確保したことを好感する買いが入り大幅高となりました。ハイテク銘柄や自動車株などに持高調整の買戻しも見られたことから大幅高となりました。

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