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» 2009年04月28日 18時20分 UPDATE

1-8.住まいの選択、完全理解!:賃貸VS.購入はどちらがおトク?――20年間のコストで比較する (1/3)

「賃貸」と「購入」、マンションタイプを例に取り、20年間のコストを比べてみましょう。「購入」はローン返済や持っている時の税金、管理費などの負担が大きいですが、ケースによっては売却で戻ってくる金額も大きい。一方、「賃貸」は家賃と更新料だけの支払いですが、払ったお金は戻ってきません。20年で比べると、その差は意外にも……?

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「住まいの選択、完全理解!」とは?

人の暮らしに欠かせない「衣食住」の中の1つ、「住まい」。人のライフスタイルが様々になったように、住居形態や住み方にもたくさんの選択肢が増えました。でも、あなたは自分に本当に合う住居スタイルをすぐにイメージできますか?  本連載では、住まい選びをする際のお手伝いとなるポイントをまとめていきます。

※本記事はHOME'S CLUBが執筆しています。本記事のテーマに関連するさまざまな調査結果や、住まいにまつわる一般の声についてはHOME'S CLUBの「住まいの選択、完全理解!」で読むことができます。


 マンションタイプの同じ賃貸物件に20年間住み続ける。ちょっとありそうにないケースだと思いがちですが、実際にはよくあるのです。以前で言えば「住宅公団」、現在の「UR賃貸」の物件に住み続けている人などはまさにこの典型です。民間の賃貸マンションにしても魅力的なプランの物件が増え、転勤などがなければ、ずっと住み続けたいという人が多くなっています。

 賃貸マンションのコストは、基本的には月々の家賃と2年ごとの更新料だけ。シンプルで思わぬ出費が発生しないのもいいですね。気になる総額も、下図のケースでは、月々のローン返済額がほぼ同額の分譲マンションと比べ、20年間で1500万円ほど軽い負担で済む計算です。1500万円あれば、子供を大学まで通わせる費用が楽に出るじゃありませんか。ああ、もっと早く気付けばよかった! と思った方はいませんか?

 しかも、公的な賃貸物件だと更新料が不要で、さらに入居時の敷金礼金まで不要というケースも珍しくありません。するとさらに300万円近く負担は軽くなるわけです。300万円あれば……(以下省略しましょう)。

 ただし、ひとつところに住み続けられないドリフター(放浪者)の心を持った人にとっては事情が変わってきます。2年ごとに引っ越すとなると、そのたびに100万円近い初期投資が必要になってきます。これが10回だと計約1000万円(更新料はかからなくなりますが)。大学までの教育費も大半が消えてしまうのです。人生の優先事項を何にするかは人それぞれですが、住宅費について言えばできるだけ同じ場所に長く住み続けるほうが生涯の住宅費が節約でき、ゆとりのある人生を送れるというのも事実のようです。

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