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» 2009年04月24日 16時11分 UPDATE

週末の持高調整や円高を嫌気して大幅下落 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]
日経平均 8707.99円 ▼139.02円
売買高 27億1550万株
日経平均先物 8740円 ▼90円
売買代金 1兆6131億円
TOPIX 830.05 ▼9.45
値上がり銘柄 426銘柄
東証マザーズ指数 342.53 △3.73
値下がり銘柄 1175銘柄
日経ジャスダック平均 1034.40円 △4.30円
変わらず 103銘柄
騰落レシオ 108.48% ▼5.17%

日経平均

週末の持高調整や円高を嫌気して大幅下落

 米国市場は堅調となりましたが、円高に振れたことや寄り付きからまとまった持高調整の売り買いもあって売り先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系11社ベース)も相変わらず売り越しと伝えられたことや前日の大幅高の反動もあって週末の手仕舞い売りがかさんだものと思います。寄り付きの売り買いが一巡した後は戻り歩調となる場面も何度かあったのですが戻りの鈍さ上値の重さを確認すると結局手仕舞い売りに押されるという状況でした。

 後場に入ると一段安となりました。目先筋の手仕舞い売りがかさんだことに加え、円高となったこともあって先物へのまとまたヘッジ売りなども見られ、一時大幅下落となる場面もありました。鉄鋼株やハイテク銘柄に戻り売りや手仕舞い売りがかさみ、朝方から軟調であったディフェンシブ銘柄なども引き続き売りがかさむという状況でした。散発的に好決算を発表した銘柄や大幅赤字を発表しながらあく抜け感から買戻しが入っている金融株などが高かったのですが、最後まで指数を押し上げる動きにはならず、大幅下落となりました。

 小型銘柄はまちまちとなりました。持高調整の売り買いの対象とならず、目先の決算動向などに反応するものが多く、東証マザーズ指数は大幅高、日経ジャスダック平均は堅調、二部株指数は軟調となりました。先物は前場は持高調整のヘッジと見られるまとまった売り買いが見られましたが後場に入るとヘッジ売りもかさんで指数を下押す要因の一つとなった感じです。最後は目先筋の買戻しもありましたが、追随して買い上がる動きはなく、戻りも限定的となりました。

 米国でもまだまだ問題が多く、底入れ確認とはいかず、週末にしっかりと持ち高を持つことがないような感じです。まだまだ疑心暗鬼ということで、ヘッジ売りをしないことには、持ち高をどちらかに大きく傾けたままでは週末を過ごせないということのようです。米国でも自動車会社や金融機関に対する問題も山積という感じで底入れ確認とはいかないことで、それらがしっかりと片付かないことには積極的な買いや新たな買い手が現れないということなのでしょう。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 上値の重い展開が続いています。RSIもストキャスティックスもまだ下げ足りず、遅行線が日々線を意識するところまで値幅か日柄の整理が必要と言うことなのでしょう。引き続き転換線に上値を押さえられることになりそうで、下値は基準線にはサポートされるものと思います。

TOPIX

NYダウ

 遅行線が雲にサポートされており、底堅い動きなのですが、RSIやストキャスティックスはまだまだ下げ足りず、日柄整理が必要ということなのでしょう。基準線まで下落となる可能性もありますが、そのときは早めに反発となって来るのでしょう。

円相場

NYダウ

 基準線にサポートされていますが、遅行線が絡む日々線が大きく下落して底入れとなっているところであり、今回もここで底入れとなるかどうがか注目されます。明日、明後日も堅調であれば上昇、軟調ならば調整と言うことになりそうです。

銘柄ピックアップ

決算発表に素直に反応するものも多い

住友金属鉱山(5713) 1130 △40

 貴金属価格が想定を上回ったことで、昨日の引け後に発表になった2009年3月期の連結純利益を上方修正したことを素直に好感、大幅高となりました。

ローム(6963) 6080 △270

 2009年3月期連結純利益が海外子会社からの配当を実質非課税とする税制改正の影響で、従来の赤字予想から一転、大幅減益ながらも黒字を確保したと発表したことから、大幅高となりました。

新日鉄(5401) 340 ▼15

 ここのところの急伸の反動に加え、アジアの鉄鋼需給改善に対する期待が強すぎるとして外資系証券が売り推奨としたことから一時大幅下落となりました。週末の手仕舞い売りもかさんだものと思われます。

日本郵船(9101) 440 ▼1

 3月に発表した2009年3月期の連結純利益予想に誤りがあったと大きく上方修正しましたが特に材料視されることはなく、一時持高調整の買戻しもあって大幅高となりましたが、その後は小動きとなりました。

三井不動産(8801) 1206 ▼54

 大手不動産株が不動産市況の悪化を背景に7期ぶりの営業減益となったと新聞で報道されたことに加え、持高調整の売りもあって大幅下落となりました。

日本CMK(6958) 481 △16

 受注改善とリストラ策の実施で営業赤字懸念が後退したと大手証券が投資判断を引き上げ、目標株価も大幅に引き上げたことから大幅高となりました。

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