新築、中古ともに、物件の工事をする際には、工事前と工事中には近隣への十分な配慮が必要となります。せっかく新しくてきれいな家ができたのに、近隣トラブルに悩まされ住み心地が悪くては元も子もありません。万が一トラブルが起きてしまった場合、相手は「ご近所さん」であり、できれば当事者同士の話し合いだけで解決するのが理想であり、そのためにはあいさつによる「コミュニケーション」が大切となります。
工事の時に発生するのは、騒音の問題だけではありません。塗装工事による塗料のにおいの広がり、解体工事によるホコリの舞いなどから、洗濯物や布団が干せなくなることも考えられます。強いにおいがする工事であれば、風に乗って広範囲でにおいが漂うこともあり、マンションなら音や振動が壁や床を伝わり、かなり遠くの部屋まで響きます。
また、一戸建ての場合、意外に忘れがちな「斜め裏」に位置する家への配慮です。自分の家からはあまり見えなくても、音やにおい、ホコリなどが想像以上に伝わることが考えられます。工事前には工事の大小に関係無く、最低限あいさつしておいたほうが良い範囲について考えることをおすすめします。
あいさつでは、相手の家の準備の都合なども考え、工事開始の1週間前までに済ませておくのがベターです。どうしても会えない場合は「手紙を入れておく」という方法もあります。その際には、工事開始日や工事の終わる予定日、工事時間、工事の休みの日、大きな音がする日やホコリが立つ日があればその予定日、車を停める位置の確認など、できるだけ詳細に伝えましょう。そして、工事前だけでなく工事中にも「何か問題はありませんか?」と、何度か様子をうかがうことも大切です。
これからの長い付き合いを考え、工事前・工事中の近隣への配慮はしっかり行いたいものですね。
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