買いたい電子レンジのメーカーはシャープ、パナソニック

[堀内彰宏，Business Media 誠]

　スチーム機能や2品同時温め機能など、さまざまな機能が増えている電子レンジ。どんな電子レンジが人気なのだろうか。

　C-NEWS編集部の調査によると、電子レンジを購入する際に自分で選んだ人に「いくらで買いましたか？」と尋ねたところ、トップは「1万円〜2万円未満」で18％。以下、「2万円〜3万円未満」（15％）、「3万円〜4万円未満」（14％）、「5万円〜7万円未満」（10％）が続いた。年代別に見ると、年代が上になるほど高い電子レンジを購入する傾向にある。

　電子レンジ選びでは何が大事なのか。電子レンジを購入する際に自分で選んだ人に「商品選びで重視したことは？」と聞くと、トップは「価格」。以下、「外形サイズ」「庫内サイズ」「ボタンやディスプレイの使いやすさ」「解凍機能」「デザイン」「メーカー」が続いた。機能よりも価格や使いやすさの方が重視されがちなようだ。

　また自由回答で今後の電子レンジに求めることを尋ねたところ、「操作ボタンが故障しやすいので、故障しにくいものを選びたい」（会社員、25歳〜29歳）、「急速冷却機能を付けてほしい。パン、ケーキを焼いた後など温度が上がりすぎて、すぐには使えない」（専業主婦、30歳〜34歳）、「シンプルで使いやすいのが一番。いろいろ機能があっても使いこなせなければどうにもならないから」（専業主婦、40歳〜44歳）といった意見が寄せられた。

人気のメーカーは

　メーカーによる電子レンジの違いを消費者はどのように認識しているのか。電子レンジに関するいくつかの項目で当てはまると思うメーカーを選んでもらったところ、「技術力が高い」のトップは「パナソニック」、「性能が良い」のトップは「パナソニック」、「値ごろ感のある」のトップは「サンヨー」、「商品開発の視点が良い」のトップは「シャープ」、「新しいことに挑戦している」のトップは「シャープ」だった。

　今後買うとするとどのメーカーが人気なのか。「あなたが今後利用（買い替え・買い増し）したいと思うのは、どのメーカーの電子レンジですか？」と聞くと、トップは「シャープ」で21％。以下、「パナソニック」（16％）、「東芝」（5％）、「日立」（4％）、「三菱電機」（2％）が続いた。今後1年以内に電子レンジを買う予定がある人の中では、33％がシャープと答えている。

　インターネットによる調査で、対象は20歳以上の主婦1000人。調査期間は4月1日と2日。