電子マネーでの月平均支払い額は7356円――楽天リサーチ調査

» 2009年04月21日 20時52分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 徐々に利用できる店やサービスが増えてきた電子マネー。どのように使われているのだろうか。

 楽天リサーチの調査によると、主に利用している電子マネーを尋ねたところ、トップは「Edy」で29.0%。以下、「Suica」(23.0%)、「WAON」(10.1%)、「nanaco」(9.0%)、「PASMO」(8.9%)が続いた。2008年7月の調査と比べると、「WAON」が3.5ポイント増えているのに対し、「Suica」は5.1ポイント減、「nanaco」が3.9ポイント減となっている。

主に利用している電子マネー(出典:楽天リサーチ)

 どれくらいの金額を電子マネーで支払っているのだろうか。電子マネーの月々の支払い額を聞くと、「1000円未満」が21.3%でトップ。以下、「1000円〜1999円」(13.7%)、「1万円〜1万9999円」(12.7%)、「3000円〜3999円」(10.9%)、「2000円〜2999円」(10.3%)が続いた。平均支払い額は7356円で、2008年7月調査より387円減少した。

ショッピングでの電子マネーによる支払い額(出典:楽天リサーチ)

電子マネーに期待することは

 消費者は電子マネーの今後についてどう考えているのだろうか。「今後、電子マネーで支払い可能になるとよい店・サービス」を尋ねたところ、トップは「スーパー」で53.4%。以下、「ファストフード店」(45.5%)、「コンビニエンスストア」(45.1%)、「自動販売機」(36.8%)、「本屋」(35.0%)、「タクシーの運賃」(32.0%)が続いた。「日常的に利用するサービスほど、電子マネーで決済したいようだ」(楽天リサーチ)

今後、電子マネーで支払い可能になるとよい店・サービス(出典:楽天リサーチ)

 「今後、電子マネーに期待すること」を聞くと、トップは「利用時の特典(ポイントやマイル)の充実」で50.9%。以下、「使える(電子マネーで支払い可能な)店の数の増加」(46.3%)、「割引制度の充実」(41.5%)、「セキュリティの強化」(31.2%)、「チャージできる場所が増える」(30.2%)が続いた。ただ支払いができるということだけでなく、プラスアルファの価値が得られるかどうかが重要になっているようだ。

 インターネットによる調査で、対象は20歳〜69歳の男女1000人。調査期間は3月20日と21日。

今後、電子マネーに期待すること(出典:楽天リサーチ)

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