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» 2009年04月20日 16時13分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:底堅さは見られるものの物色対象の広がりも限定的で指数の上値も重い (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

市況概況

日経平均 8924.75円 △17.17円
売買高 22億6851万株
日経平均先物 8930円 ▼10円
売買代金 1兆3613億円
TOPIX 848.30 △ 2.73
値上がり銘柄 991銘柄
東証マザーズ指数 326.65 △7.02
値下がり銘柄 588銘柄
日経ジャスダック平均 1036.40円 △3.79 円
変わらず 119銘柄
騰落レシオ 131.65% ▼3.10%

日経平均

底堅さは見られるものの物色対象の広がりも限定的で指数の上値も重い

 週末の米国市場が堅調となったことから堅調な展開が期待されましたが、週末の大幅高の反動や相変わらず外国人売買動向(市場筋推計、外資系11社ベース)が売り越しと伝えられたことなどから軟調な始まりとなりました。寄り付きの売りが一巡した後も、今日は買戻しも限定的で上値は重く、鉄鋼株や非鉄株が市況の好転や投資判断の引き上げなどから買われたほかは目先的な需給に振らされまちまちの展開となりました。

 後場に入ると目先筋の買戻しなどもあり堅調な地合いとなりました。寄り付きから戻り歩調となり、輸出関連銘柄の一角には買戻しを急ぐ動きもありましたが、あいかわらずディフェンシブ銘柄などは見切り売りが続き、物色対象も限定的となって指数の上値は重く、上値の重さを確認すると改めて売り直すような動きもあり、方向感のない展開となりました。それでも一部価格株や繊維株などにも買い戻しが入り、最後は堅調な引けとなりました。

 小型銘柄は堅調なものが目立ちました。東証マザーズ指数は薄物薄のなかちょっとした買いで値を飛ばすものが多く、大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均も堅調となりました。先物はまとまった売り買いは散発的に見られましたが、上値を買い上がるような動き、下値を売り叩くような動きはほとんどなく目先筋の相場なりの売り買いが中心となって、指数の方向感を出すような動きはありませんでした。小掬い商いが中心となっていたようです。

 鉄鋼株や非鉄株が高く、一部出遅れ感が強かった繊維株なども堅調なものが見られましたが、物色対象の広がりも限定的で、「今一つ」と言う感じです。ディフェンシブ銘柄、特に電鉄株や通信株にまで買いが広がって来るようであれば相場全体の底上げとなり、節目と見られる9300円や9500円を超えるような展開になって来るのでしょうが、そうなるにはもう少し時間がかかるのかもしれません。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 RSIやストキャスティックスもまだ調整不足という感じであり、目先的な過熱感もあって上値を節目で上値を押さえられていますが、基準線が上昇に転じており強含みの動きがまだ続いていると見ても良いのでしょう。移動平均線や基準線との乖離が縮小すれば、上値追いとなるのでしょう。

TOPIX

NYダウ

 転換線にポートされ、遅行線も雲にサポートされており、強含みではあるのですが、ストキャスティックスやRSIがまだ調整不足であり、上値の重い展開となっています。ここから基準線も上昇となるところであり、強含みではあるのでしょうが、目先的な過熱感が冷めるまでは上値の重い展開が続くものと思います。

円相場

NYダウ

 RSIもストキャスティックスも調整が進みましたが、まだ水準は下げ足りません。遅行線が日々線にサポートされ、基準線も上昇となるところで強含みの動きには変わりないのでしょうが、もう暫くは上値の重い展開が続くものと思います。

銘柄ピックアップ

鉄鋼株や非鉄株が賑わうがほかは銘柄ごとにまちまちといった展開

東芝(6502) 316 ▼16

 6月にも5000億円規模の資本増強に踏み切る方針と報じられ、公募増資での株主価値の希薄化を嫌気して寄り付きから売られ、大幅安となりました。

新日鉄(5401) 361 △15

 2009年3月期の連結経常利益が前の期と比べ43%減と報じられたが、既に織り込まれていたことや、先週自動車用鋼板の価格が想定よりも下がらずに決定したと報じられたこと、また国内証券や外資系証券の投資判断の引き上げもあって連日の大幅高となりました。

丸紅(8002) 412 ▼3

 2009年3月期の連結純利益が従来の増益予想から一転減益、減配となると報じられ、寄り付きから売り先行となりましたが、減損損失の計上が要因となっており、営業利益は従来予想通りということでその後は底堅い動きとなりました。

富士電機(6504) 149 △8

 産業技術研究所と共同で、電池の電流や電圧を効率よく制御するパワー半導体を開発すると報じられ、環境関連銘柄の一つとして取りざたされて買いが集まり、大幅高となりました。

東京ガス(9531) 353 △8

 先週末の引け後に2009年3月期の連結純利益の減益幅が従来の予想よりも少なくなったと発表。円高と原油安のメリットで利益率が上昇したことで減益幅が縮小したことを好感して買戻しを交え堅調となりました。

シャープ(6753) 1031 △50

 引き続き買戻しが入っていることに加え、政府の追加経済対策の柱として太陽光発電の拡大が取りざたされ、買い戻しを急ぐ動きとなって大幅高となりました。

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