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» 2009年04月15日 09時00分 UPDATE

年収1000万円以上の求人サイト「ビズリーチ」がオープン

株式会社ビズリーチは、年収1000万円以上の求人情報に限定した有料求人サイト「ビズリーチ」をオープンした。ビズリーチでは年収1000万円以上の人材を探す企業やヘッドハンターからの求人情報を限定して掲載するだけでなく、会員の年収を750万円以上に限定することで企業側の採用コストが減らせることがメリット。

[堀内彰宏,Business Media 誠]
ah_minami.jpg ビズリーチの南壮一郎社長。モルガン・スタンレー証券での勤務経験があるほか、楽天イーグルスの創業メンバー

 株式会社ビズリーチは4月14日、年収1000万円以上の求人情報に限定した有料求人サイト「ビズリーチ」をオープンしたと発表した。ビズリーチでは年収1000万円以上の人材を探す企業やヘッドハンターからの求人情報を限定して掲載するだけでなく、会員の年収を750万円以上に限定することで企業側の採用コストが減らせることがメリット。

 既存の求人サイトでは、求人広告を掲載する採用企業や、求職者データベースを利用する人材紹介会社からの利用料を収入源としている。しかし、ビズリーチでは採用企業や人材紹介会社から利用料は取らず、求職者のサイト利用料を収入源とする。

 ビズリーチへの会員登録は無料。会員になると求人情報を閲覧したり、匿名の履歴書を登録できるが、求人に応募したり、送られてきたスカウトメールを閲覧するのには利用料を支払う必要がある。

 利用料は30日間コースが4980円、90日間コースが9980円、180日間コースが14800円。米国ではTheLadders.com(参照リンク)が同様のビジネスモデルを2003年に開始しており、現在では会員数270万人、登録求人件数約6万件にまで成長している。

ah_webusai.jpgah_sabinai.jpg ビズリーチのWebサイト(左)、サービス内容(右)

転職希望者が適切な求人にたどりつきにくい

 ビズリーチの南壮一郎社長は、「(年収1000万円以上の人材が転職活動を行う際)年収1000万円以上の求人情報が転職サイトに掲載されていないため、ヘッドハンターなどから情報収集するのが主流」と語った。同社の調査によると、首都圏のビジネスパーソンが転職する時に63%が「転職サイト」、40%が「ヘッドハンター」を利用するのに対して、年収750万円以上のビジネスパーソンが転職する時には12%しか「転職サイト」を利用しておらず、80%は「ヘッドハンター」を利用しているという。

 その理由について南社長は、「採用企業が年収1000万円以上の求人広告を求人サイトに掲載すると、応募条件に見合わない求職者が大量に応募してしまい、採用に手間がかかるため、採用企業がヘッドハンターに依頼するケースが見られるからだ」と説明した。

 また、南社長が2008年に転職活動を1カ月間行ったところ、「27人のヘッドハンターと会ったが、27人全員から違う求人を紹介された」。その時、ヘッドハンターの持つ求人情報に独自性があることを実感したという。

 一方で、同社の調査によると、年収750万円以上のビジネスパーソンの83%は「知人の紹介」という限られた手段でしかヘッドハンターを探せていないため、転職希望者が適切な求人にたどりつきにくい現状を示した。こうした環境を打破するために、「ハイクラスの求人情報を集約することで、転職情報の“検索代行役”になりたい」と南社長は抱負を語る。

ah_haiku.jpgah_hedohan.jpg 年収による転職方法の違い(左)、ヘッドハンターの探し方(右)

サイトの英語化も進める

 ビズリーチでは正式オープン前からβ版を運営しており、現在の会員数は600人。希望職種は、経営27%、マーケティング18%、ファイナンス17%、営業10%、コンサルタント10%と幅広い。一方、現在掲載中の求人数は1000件。職種は、営業21%、ファイナンス19%、コンサルティング16%、テクノロジー13%となっている。同社では、今後半年間で3000件の求人情報掲載を目指している。

 またサイトの英語化も進めており、海外の求人情報を掲載するほか、外国人が日本の求人情報にアクセスしやすくすることも検討しているという。

ah_kaii.jpgah_keikyu.jpg 現会員の年収分布(左)、掲載中の求人情報(右)

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