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» 2009年04月14日 08時48分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」朝刊:利益確定売りに押されるも金融株が堅調で底堅い (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]

<NYダウ>8057.81▼25.57

<NASDAQ>1653.31△0.77

<為替:NY終値>100.05-100.11

利益確定売りに押されるも金融株が堅調で底堅い

 連休明けの米国市場は利益確定売りや持高調整の売りに押される一方で景気底入れ期待から押し目買い意欲も強く、ダウ平均は軟調、ナスダック指数は堅調とまちまりの展開となりました。自動車会社の破産法適用が取りざたされたことなどから信用収縮懸念につながり、原油価格などが下落し、全般に軟調な始まりとなりました。それでも決算発表を間近に控えた金融株が業績上ブレ期待から買われ、景気底入れ感が根強いことから景気敏感銘柄などにも押し目買いが入り、さすがに最後は見切り売りや手仕舞い売りに押されましたが、一時ダウ平均も上昇する場面が見られるなど全般に底堅い堅調な地合いとなりました。

 決算発表を間近に控えた金融株が堅調となり、金融不安が薄れたことで景気底入れ期待も強まり、底堅い展開となっています。景気敏感銘柄の一角には押し目買いも見られるのですが、収益見通しの下方修正なども見られ、本格的に景気底入れ感が出てきたというよりは、売られすぎの修正、悲観一色であったものが少し回復の兆しが見られるということではないかと思います。まだまだ、疑心暗鬼であり、決算動向に振らされることになるのでしょうが、悪いものは悪いとある程度最悪のところまで織り込まれたことで、株価自体、指数自体の底入れ感は強まっているものと思います。

 個別に破産法申請の準備を命じられたと報道されたGM(ゼネラルモーターズ)が大幅下落、利益見通しを下方修正、生産縮小の方針を明らかにしたボーイングも軟調となりました。原油価格が下落したことでエクソンモービルやシェブロンも安くなりましたが、引け後に決算発表を控えたゴールドマンサックスが増資を好感されたこともあり大幅高となるなど金融株が全般的に高く、景気底入れ期待からキャタピラーなど景気敏感銘柄の一角が堅調、グーグルやアップルなどハイテク銘柄の一角も高く、全般的に底堅い展開となりました。

本日の相場

日経平均

 週明けの日本市場は手掛かり難のなかで指数は小動きとなりました。目先的な持高調整の動きが中心となっており、低位銘柄での目先的な売買が中心となっているようです。ハイテク銘柄の一角や通信株、電力株などが持高調整の売りに押され、新興国関連銘柄の機械株や鉄鋼株、商社株、非鉄株などが輸出関連銘柄に加え、買戻しを中心に物色されていました。

 米国市場が底堅いながらも軟調な展開となり、為替も若干円高に振れたことから、日本市場も上値の重い展開となりそうです。日米の決算発表が本格化するなかで、積極的に持ち高を増やすタイミングでもなく、市場全体としては目先的な過熱感が強いこともあって少なくとも買い急ぐ動きは少なそうです。個別に値動きの良い低位銘柄などは目先筋の売買の対象となり、堅調なものも見られるのでしょうし、これまで持ち高調整の売りに押されていた内需関連銘柄、ディフェンシブ銘柄の一角も出遅れ感から買い直されるのかもしれませんが、逆に先駆していたハイテク銘柄や自動車株などは戻り売りや利益確定売りに押されるものも多いのではないかと思います。

 日経平均は取り合えず9000円を抜け切れず、いったん押し目を確認するような展開になるのかも知れません。目先的な過熱感は強く、いったん上値の重さを気にしてしまうと一気に抜けるにはもう一つ材料が必要となってきそうです。9200円から300円あたりまでは一気に上昇するのかと思われましたが、米企業決算などでサプライズでもない限り、いったんは8500円から600円あたりまで、あるいは8300円あたりまでの押し目を確認することになるのかもしれません。本日も下値も8800円台では底堅さも見られるのでしょうが、9000円を越える場面では戻り売りも多いものと思われ上値の重い展開となるのでしょう。

本日の注目点

◇バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が講演(ジョージア州アトランタ)

◇3月の米小売売上高

◇3月の米卸売物価指数

◇決算・2月期:イオン(8267)、J・フロントリテイリング(3086)、マルエツ(8178)、吉野家ホールディングス(9861)

◇決算・08年9−09年2月期:島忠(8185)

◇決算・12−2月期:米ゴールドマン・サックス

◇決算・1−3月期:米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、インテル、蘭フィリップス

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