投資判断の引き下げ、銀行業績への懸念などから上げ一服清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年04月07日 08時57分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

出遅れ感の強いディフェンシブ銘柄を物色か

NTTドコモ(9437) 134600 ▼3200

 テレビ通販中堅の会社を買収する。携帯電話市場の伸びが鈍化しているなかで、テレビ通販で買い物をする際に、携帯電話を使った決済機能を利用できるようにすることで、収益基盤の強化を目論む。

三菱自動車(7211) 144 △4

 圧縮天然ガス(CNG)で走る軽自動車を発売した。車体に容量81リットル分のCNG容器を積んでおり、満タンまで充填すると約290キロメートル走る。ガソリン車と比べて燃料費は100キロあたりで100円ほど安くなる。車両価格は約100万円高いが、免税措置と補助金を考慮すると実質上乗せ分は50万円程度になる。

DOWA

 国内最大級の産業廃棄物の焼却炉が完成、試験運転を始めた。今夏に本格稼動する予定だが、処理能力は同じ事業所内にある既存設備の2.5倍で、産業廃棄物の発生量が多い、関東地方で処理の受託拡大を図る。

三菱重工

 ベルギーの発電機器保守会社を買収する。同社は欧州・中東地域で発電用タービンなどの保守点検や部品補修を手掛けており、同地域での保守サービスを強化し、主力製品であるタービンの拡販につなげる。

セブンアンドアイ(3382) 2185 ▼50

 傘下のセブンイレブンジャパンはインドネシアでコンビニエンスストアのフランチャイズチェーン(FC)展開に乗り出す。現地企業にインドネシア国内で展開できる権利を付与、今秋に1号店を出店する。中国などに続き、成長の見込めるアジア市場の開拓を進める。

ファーストリテイリング(9983) 11250 △250

 中国の電子商取引(EC)大手と組み、中国全土でユニクロ衣料のインターネット販売に乗り出す。中国での知名度不足を現地有力企業との連携で補い、販売の早期拡大とブランド浸透を狙う。

外国人売買動向(外資系11社ベース)

売り  1870万株

買い  1920万株

(金額ベースは売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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