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» 2009年04月02日 18時44分 UPDATE

トヨタの2代目「ウィッシュ」が登場――ホンダ「フリード」を追い越せるのか?

ミニバン「ウィッシュ」をフルモデルチェンジしたトヨタ自動車。2003年1月に発売した初代ウィッシュは累計販売台数が55万台を突破しているが、2代目はどのような特徴があるのだろうか?

[土肥義則,Business Media 誠]

 トヨタ自動車は4月2日、7人乗りミニバン「ウィッシュ」をフルモデルチェンジし、同日に発売した。2003年1月のデビューから6年、累計販売台数55万台を突破したウィッシュは初のフルモデルチェンジを迎えた。

 2代目となる新型ウィッシュのテーマは「Smart Multi Player WISH」。トヨタの国内営業を担当する一丸陽一郎専務取締役は「(初代と比べ2代目は)走行、環境、安全性能すべてを進化させることで、あらゆるシーンで活躍し、お客さまの多様な願いをかなえるクルマを目指して開発した」とコメント。

 ヘッドライトなど外観デザインこそ変わったものの、基本コンセプトは初代ウィッシュとほぼ同じ。ボディのサイズもほとんど据え置き、基本は7人乗りながら、6人乗りも用意している。排気量も従来どおり1.8リットルと2.0リットルの2種類、グレードによって2WDと4WDを選択することができる。価格は184万円(1.8X、2WD)〜248万円(2.0Z、2WD)で、月間目標台数は6000台としている。

 日本自動車販売協会連合会によると、ウィッシュの新車販売台数(2月)は3140台。一方、ライバル車となるホンダのフリードは同5147台と、水を開けられている。景気低迷の影響を受け新車の販売台数は急激に冷え込んでいるが、走行や環境性能などを進化させた2代目ウィッシュは、販売台数でライバル車のフリードを“追い越す”ことができるだろうか。

yd_wish.jpg 2代目ウィッシュのCMソングを歌うEXILEのメンバーは、クルマにサインをしていく

2代目ウィッシュの特徴

 2代目ウィッシュの特徴は、ノアやヴォクシーなどにも搭載されているトヨタ独自のエンジン動弁機構「バルブマチック」を全車に採用。またバルブマチックとSuper CVT-i(自動無段変速機)を組み合わせることで、初代ウィッシュと比べ燃費を最大15%向上させた。燃費は1.8リットル2WD車でリッター16.0キロメートル※、2.0リットル車で同15.2キロメートル※を実現。「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定も取得していることから、グリーン税制の減税措置にも適合している。

※10・15モード走行、国土交通省審査値

 また広がりのある音響空間を生み出すため、天井や後方などに合計10個のスピーカーを配置。チーフエンジニアの大井敏裕氏は「運転席から遠くにスピーカーを配置した。遠くから音楽などを聞くことで、リラックスできる空間を追求した」という。このほかS-VSC(Steering-assisted Vehicle Stability Control:ステアリング協調車両安全性制御システム)やSRS(

Supplemental Restraint System:乗員保護補助装置)サイド&カーテンシールドエアバッグを全車に装備するなど、排気量1.8リットル〜2.0リットルのクラスではトップレベルの安全性能を備えている。2代目ウィッシュを開発するにあたり、大井氏は「初代のいいところとして、5ナンバーやコストパフォーマンスを維持した。さらにワクワクした走りと快適な室内を実現させた」としている。

yd_wish1.jpgyd_wish2.jpg 2代目ウィッシュに書かれたEXILEのサイン

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