賃貸VS.購入はどちらが快適?――人や周囲との付き合い方で比較する1-7.住まいの選択、完全理解!(1/3 ページ)

» 2009年04月02日 11時00分 公開
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「住まいの選択、完全理解!」とは?

人の暮らしに欠かせない「衣食住」の中の1つ、「住まい」。人のライフスタイルが様々になったように、住居形態や住み方にもたくさんの選択肢が増えました。でも、あなたは自分に本当に合う住居スタイルをすぐにイメージできますか?  本連載では、住まい選びをする際のお手伝いとなるポイントをまとめていきます。

※本記事はHOME'S CLUBが執筆しています。本記事のテーマに関連するさまざまな調査結果や、住まいにまつわる一般の声についてはHOME'S CLUBの「住まいの選択、完全理解!」で読むことができます。


 最近では、人付き合いの濃度も薄くなってきたとはいえ、「暮らす」となると避けて通れないのが「住民間のお付き合い」。誰でも「気持ちよく暮らしたい」と思うのは同じですが、やはり賃貸と購入では周囲との付き合い方も違うようです。

 20代〜40代を中心に近所付き合いについてのアンケートを集計した結果、「隣の住人との付き合いがある」と答えたのは「持ち家(一戸建て)」は63.2%、「賃貸(一戸建て)」は37.5%、「持ち家(マンション)」は28.4%、「賃貸(アパート)」は12.3%、「賃貸(マンション)」では9.7%となっており、賃貸より持ち家のほうが「住民間のお付き合い」に関して高い数値となっています。

 また、持ち家と賃貸で比べてみると、「どんな人が住んでいるのか知らない」「顔や名前程度は知っている」という回答を合わせて「隣の人と近所付き合いはない」とした人は、「賃貸(マンション)」では90.3%、「賃貸(アパート)」では87.6%となっています。賃貸の集合住宅に住む9割近い人が隣人との付き合いが浅いという結果になっています。

 この調査は20代〜40代を対象にしているのでこの結果がそのまま全体に適用できるとはいえませんが、いつでも引越しができる賃貸住宅、その中でも特に集合住宅では近所付き合いを重視するよりも、「お互いのプライベートを干渉せずに気軽な暮らしをしたい」と考える傾向にあると言えるのではないでしょうか。

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