調査リポート
» 2009年04月01日 18時04分 UPDATE

やっぱり厳しそう。2009年夏のボーナスはいくら?

2009年夏のボーナスはいくらくらい支給されるのだろうか? ボーナスの原資となる経常利益が減少しているため、前年と比べ大幅に減少しそうだ。三菱UFJリサーチ&コンサルティング調べ。

[土肥義則,Business Media 誠]

 3月31日に発表された「毎月勤労統計」(厚生労働省)によると、2008年冬のボーナス(事業所規模5人以上)の1人当たりの平均支給額は42万4437円(前年比1.0%増)と2年ぶりに増加。それでは2009年の夏のボーナスは、いくらくらい支給されるのだろうか?

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査によると、民間企業(パートタイムを含む)の1人当たりの平均支給額は37万円(前年比8.9%減)と、大幅に減少する見込みであることが分かった。ボーナスの原資となる企業収益が大きく落ち込んでいることを反映して、1991年以降では最大のマイナス幅を予想している。

yd_bonus.jpg 民間企業で働く人の夏のボーナス、1人当たりの平均支給額と支給月数(出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング)

 産業別で見ると、収益が大きく減少している製造業が46万円(同11.0%減)と、7年ぶりの減少。非製造業も34万7000円(同8.1%減)と、3年連続で減少するという。

 また景気悪化の影響を受け、夏のボーナスが支給される労働者は前年比2.7%減の3559万人になる見通し。「2009年4月以降には定額給付金が支給されるため家計の所得が下支えされるが、ボーナスの大幅な減少などにより家計の消費環境は厳しさを増すだろう」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)としている。

公務員のボーナスは?

 収益環境の悪化を背景に、大幅な減少が見込まれる民間企業の夏のボーナス。それでは公務員の夏のボーナスは、いくらくらい支給されるのだろうか?

 公務員(管理職と非常勤を除く)の2008年冬のボーナスは国家公務員が69万2900円(前年比0.5%減)、地方公務員が65万5000円(同1.1%減)といずれも減少した。しかし夏のボーナスについては国家公務員が63万円(同0.1%増)、地方公務員が59万9000円(同0.0%)と、前年比で横ばいと予想している。

yd_bonus1.jpg 公務員の夏のボーナス、1人当たりの平均支給額と支給月数(出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング)

 「通常、8月の人事院勧告で民間のボーナス支給実績に合わせて支給月数などが改定された場合、改定分は冬のボーナスで調整される。ただ今回は、民間のボーナスが大幅に減少することを受け、調整時期を早めて夏のボーナスを減額する議論も出ているようだ」とし「いずれにしても年度を通じてみれば公務員のボーナスも減少するだろう」。民間企業で働く人だけに限らず、公務員のボーナスも厳しくなりそうだ。

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