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» 2009年04月01日 07時25分 UPDATE

オンラインジャーナリストは楽観的 Pew調査

オンライン記者は記事水準の低下などジャーナリズムが悪い方向に向かっていると考えているが、ビジネスモデルに関しては楽観的だ。

[ITmedia]

 オンラインメディアのジャーナリストは、従来メディアの記者よりも将来に楽観的――米非営利団体Pew Research Centerが3月30日、このような調査結果を発表した。ただし、こうした見方は「危険な楽観論」だとも指摘している。

 この調査は、デジタルジャーナリストが加盟するOnline News Association(ONA)のメンバー約300人を対象に行った。回答者の大半は、レガシーメディアと関連のあるWebサイトに勤務していた。

 調査に回答した記者のうち半数以上(57%)は、インターネットがジャーナリズムの根本的な価値を変えていると思うと答えた。ただし、54%はジャーナリズムが悪い方向に向かっていると回答している。特に懸念されているのは、スピードを重視するために正確さを欠くようになっていることで、45%が記事水準や慎重さが低下していることを挙げている。その一方では、見解の多様化などを評価する声も上がっている。

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 また現在の景気情勢にもかかわらず、オンラインジャーナリストの多くは今後のビジネスの見通しについて楽観的だ。「収益につながるビジネスモデルをオンラインで見つけられるか」との質問に対し、39%が「非常に自信がある」、43%が「やや自信がある」と答えた。ほとんどの記者はネット広告の将来に期待しており、回答者の約3分の2は、今後3年間の最も重要な収入源として広告を挙げた。ほかの収益モデルを挙げたのは4分の1だった。

 レガシーメディアは人員削減や廃刊の憂き目に遭っているが、オンラインジャーナリストで人員削減があったと回答したのは23%。39%は前年からスタッフが増えたと答え、3分の1は変わらないとしている。

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