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» 2009年03月31日 16時22分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:米国株が大幅下落のなか、期末要因もあって乱高下、最後は大幅安 (1/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]
日経平均 8109.53円 ▼126.55円
売買高 23億1865万株
日経平均先物 8120円 ▼80円
売買代金 1兆4375億円
TOPIX 773.66 ▼15.88
値上がり銘柄 367銘柄
東証マザーズ指数 306.45 ▼2.01
値下がり銘柄 1243銘柄
日経ジャスダック平均 1017.65円 ▼1.76円
変わらず 94銘柄
騰落レシオ 115.96% ▼2.79%

日経平均

米国株が大幅下落のなか、期末要因もあって乱高下、最後は大幅安

 米国市場は大幅下落となったのですが、昨日の大幅下落である程度織り込んでいたことに加え、シカゴ市場(CME)の日経平均先物が底堅かったことなどから小幅安の始まりとなり、寄り付きの売り買いが一巡すると堅調となる場面もありました。ハイテク銘柄や自動車株などを中心に昨日大きく下落した銘柄を中心に買戻しを急ぐ動きもあり、一時大幅高となるなど期末を意識してか堅調な地合いとなりました。それでも外国人売買動向(市場筋推計、外資系11社ベース)が相変わらず売り越しということもあり、全面高というわけにいかず、上値の重さを確認すると上げ幅を縮小して前場の取引を終了しました。

 後場に入ると追加経済対策なども取りざたされて買い先行の始まりとなり、一時前場の高値を抜けるような場面もありました。ただ、期末を意識してか手仕舞い売りに上値を押さえられると今度は一気に売り急ぐ動きとなり、金融株や内需株を中心に手仕舞い売りもかさみ大幅下落となりました。期末の手仕舞い、持高調整などの目先的な需給に振らされる格好で乱高下となりましたが、最後は期末の持ち高を減らすような手仕舞い売りがかさみ大幅下落となりました。

 小型銘柄は主力銘柄が乱高下となるなかで手仕舞い売りや見切り売りに押されるものが多く軟調となりました。大幅安と言う水準まではいかなかったのですが、東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均、二部株指数と揃って軟調となりました。先物もまとまった売り買いがヘッジなども交えて断続的にあり、そのたびに指数が右往左往したのですが、追随するような動きも限定的でどちらか一方向に動き続けるようなこともなく、目先筋が中心となっていたようです。

 日経平均はかろうじて8000円台をキープ、期末の評価を気にするところは何とか無事に乗り切れたという感じではないかと思います。ようやく底入れ感も出つつあったのですが、相変わらず目先的な需給に振らされて腰の据わった買い手が見当たらないという感じです。逆に売り手も期末を過ぎたことで持高調整を急ぐ動きもないのでしょうし、業績面から売られすぎた銘柄などの戻りを期待したいところです。決算も「思ったほど悪くない」と言う雰囲気になってくれば早めに底入れとなって来るのでしょう。

テクニカル分析

日経平均

NYダウ

 「三役好転」が「ダマシ」となってしまいました。雲の中での動きとなって、今度は雲の下限や基準線のサポートを確認することになるのでしょう。新年度から心機一転やり直し、と言うところですが、RSIもストキャスティックスも高値圏からの調整を示唆しており、下値のサポート、基準線でサポートされるのか、雲の下限でサポートされるのか、また、再び雲を上に抜けて来るのかを確認するような動きとなって来るものと思います。

TOPIX

NYダウ

 雲の中で基準線のサポートを確認する格好となりました。それでもまだRSIやストキャスティックスは下げ足りず、まだ基準線にサポートされながら、あるいは雲の下限でサポートされながら下値を確認する動きとなりそうです。上値はまだ雲の上限で押さえられることになりそうです。

円相場

NYダウ

 基準線のサポートを確認するような動きになっています。ただ、まだRSIやストキャスティックスに底入れ感はなく、遅行線が日々線にサポートされて戻り歩調となるかどうかと言う感じです。遅行線が日々線に絡むところでRSIやストキャスティックスが底値圏にあれば遅行線が日々線をサポートに戻ることになるのでしょうが、下げ切らないところで日々線に絡んでくると遅行線が日々線を割り込み、「逆転」となり、下値を探る動きとなってしまうのでしょう。

銘柄ピックアップ

投資判断の引き上げで自動車株が高い

ホンダ(7267) 2315 △15

 前日の大幅下落の反動に加え、為替も日本時間で円安に振れたこと、また外資系証券が自動車株の投資判断を引き上げ、特にホンダは2段階引き上げられたことか最後は手仕舞い売りに押されましたが一時大幅高となりました。

セコム(9735) 3630 ±0

 ディフェンシブ的な側面に加え、今後中国市場で機械警備市場の拡大が期待出来ることなどから国内証券が投資判断を最上位での継続としたレポートを発表、手詰まり感が強いなかで買い安心感のある銘柄として物色されました。

IHI(7013) 112 △4

 昨日の引け後に2009年3月期に円安などで船舶事業や海洋事業などの工事の採算が改善、最終損益の赤字幅が大幅に縮小すると発表、素直に好感されて大幅高となりました。

みずほFG(8411) 188 ▼9

 欧米で金融機関に対する不安が再燃して株が大きく売られたことから、期末を意識した連想も働き売りが先行となりました。底堅さが見られる場面もあったのですが、期末と言うことで見切り売りもかさみ大幅下落となりました。

日清紡(3105) 928 △100

 燃料電池の触媒として、高価な白金に代わる炭素材料を初めて実用化し2010年春から量産すると報じられ、これから伸びが期待出来る燃料電池のコスト削減に効果があるとして、買いが集まりストップ高となりました。

NTT(9432) 3730 ▼120

 特に材料があったわけでもないのですが、期末の持高調整の動きや配当取り後の手仕舞い売りなどもあり、軟調となりました。業績面からの不安も少なかったことで最後まで持ち続けていた向きの手仕舞い売りなどもあったのかもしれません。

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