新築VS.中古はどちらが幸せ?――住空間の満足度で比較する4-6.住まいの選択、完全理解!(2/3 ページ)

» 2009年03月26日 11時59分 公開
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一度人の手を経て、「商品」から「住まい」になった中古

 中古は、一度人の手を経て「商品」から「住まい」になっていると言えます。要するに、「汚しちゃダメ!」「傷が付いたらどうするの!」なんて神経質にならずに、気ままに大らかに生活できる空間だということです。買ったばかりの新築が「商品」だとしたら、一度人の手を経た中古はもう「住まい」。よそ行きの暮らし方が苦手な人や、人目をかまってられない子育て世代にとっては、こちらの方が住空間の満足度が高いといえるかもしれません。

 第一安いし、立地もマンションなどは特に新築よりも便利で、しかも周囲が落ち着いているというケースが珍しくありません。何かしら出てくる新築住宅の不具合もすでに修理済み、VOCだって、仮に新築時に含まれていたとしても、5年も経てば抜けてしまっています。化学物質過敏症の人などは、わざわざ古い木造住宅を探したりもするそうです。

 また、設備や内装は自分で気に入ったものを選ぶのが一番。思い通りにリフォームしようじゃありませんか。新築だとそうは思い切れないですからね。実際、中古購入者のリフォーム需要は多いです。思い通りのリフォームをすることが目的で、中古を買っている人もいるくらいです。そして、実際にリフォームした人に聞くと、全体の8割以上が「実施したリフォームに満足」と答えており、中古住宅でリフォームという選択も悪くなさそうです。

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