ここ1年で家計簿を付け始めた人は5.45%

» 2009年03月25日 07時00分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 金融不況の影響でボーナスカットのニュースなどもよく耳にするようになったが、収入が減った時には、いかに支出を減らすかが注目されがち。財布のひもが厳しくなりがちだが、どのように家計管理している人が多いのだろうか。

 楽天リサーチの調査によると、世帯の家計や資産運用の管理者を尋ねたところ、最も多かったのは「妻」で30.8%。以下、「単身世帯なので自分」(25.5%)、「夫」(15.8%)、「夫婦で相談して決めている」(14.3%)、「夫婦で別々に行っている」(5.9%)が続いた。

世帯の家計や資産運用の管理者(出典:楽天リサーチ)

 家計を管理する上で、家計簿をつけている人はどのくらいいるのだろうか。家計簿を付けているか尋ねると、「付けている」は34.3%。「いつから家計簿を付け始めたか」を聞くと、トップは「2年以上前」で69.1%。以下、「1年半〜2年くらい前」(10.1%)、「現在〜3カ月くらい前」(8.9%)が続いた。金融危機が深刻化しているが、家計簿を付けている人のうちここ1年で家計簿を付け始めた人は15.9%(全体では5.45%)だった。

(家計簿を付けている人に)家計簿を付け始めた時期(出典:楽天リサーチ)

 さらに家計簿を付けている人に利用している家計簿の種類を聞くと、トップは「市販の家計簿(冊子)」で28.9%。以下、「Excelなど表計算ソフトで作った家計簿」(23.5%)、「ノートや手帳」(23.0%)、「市販のパソコン家計簿ソフト・資産管理ソフト」(13.1%)、「インターネットからダウンロードした無料の家計簿ソフト(フリーソフト)」(8.6%)が続いた。

 アナログ派(「市販の家計簿(冊子)」+「ノートや手帳」)が51.9%、デジタル派(「Excelなど表計算ソフトで作った家計簿」+「市販のパソコン家計簿ソフト・資産管理ソフト」+「インターネットからダウンロードした無料の家計簿ソフト(フリーソフト)」)が45.2%とほぼ並んでいる。

(家計簿を付けている人の)利用している家計簿の種類(出典:楽天リサーチ)

 Webで資産管理できるツールはいろいろあるが、今後利用したい機能を尋ねたところ、トップは「支払いや入金履歴が記録できる機能」で53.9%。以下、「ポイントやマイルの管理機能」(51.5%)、「公共料金やクレジットカードなどの自動引き落とし日をメールで知らせる支払期日アラート機能」(34.0%)、「残高や負債など資産のグラフ化やシミュレーションができる分析機能」(24.4%)、「株価や口座残高が、あらかじめ設定しておいた金額に達したことをメールで知らせるアラート機能」(18.0%)が続いた。一方、「あてはまるものはない/特になし」という人も23.0%いた。

 インターネットによる調査で、対象は20歳から69歳の男女2000人(男性1000人、女性1000人)。調査期間は2月16日から18日。

Webで資産管理できるツールで今後利用したい機能(出典:楽天リサーチ)

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