マンションVS.一戸建てはどちらが幸せ?――住空間の満足度で比較する2-6.住まいの選択、完全理解!(3/3 ページ)

» 2009年03月12日 13時10分 公開
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求める空間の条件は人により、年齢によっても変わる

 新婚時代、子育て中、定年後。ライフステージの変化によって、住空間に求める条件が変わってきます。賃貸ならばそのニーズの変化に合わせて引越しすればいいのですが、購入する場合はそう簡単ではありません。2009年1月現在、中古、新築ともに価格は下がって購入しやすい状況です。初めて買う人にとっては歓迎すべき状況ですが、買い替えたい人、とくにマンションオーナーにとっては、持ち家が希望価格で処分しにくいということも意味します。買い替えを繰り返すスタイルが成立しにくくなった今、ライフスタイルの変化に合わせた間取りの変更がしやすいかどうかも、住空間の満足度を左右する要素になってきたといえそうです。

 例えば、家族が増えた場合はどうでしょうか。マンションでは、既存間仕切りを取り払うなどのリノベーションを行えば、決められた床面積の中でも家族の生活空間を最適化していくことができます。あらかじめ1部屋多めの間取りを選んでおけば間違いないでしょう。一方、一戸建ての場合、郊外であればある程度余裕のある土地も購入できるでしょうから、増築により容積率を増やすという手段をとるのも良いでしょう。

材質によっても空間の居心地は作られる

 空間の居心地は壁や天井からの距離とその材質で大きく変わってきます。マンションの空間は、一般的にはコンクリートの壁にビニールクロス貼り。暮らしていて、圧迫感を感じる人もいるようです。しかし、マンションの空間は内装材次第でどんな雰囲気にでもアレンジできるメリットがあります。また、「コンクリート打ちっ放しの空間が大好きだ」という人なら、比較的簡単なリフォームで実現できるのでお勧めでしょう。

 一方、一戸建ては素材も嗜好(しこう)に合わせて選びやすくなります。例えば、居心地の良さを追求して、木材で囲まれた空間にしても良いでしょう。一般的な木材で囲まれた空間には、落ち着いた暖かい雰囲気が漂っています。音や電磁波を吸収し、水分を呼吸して室内の湿度を調整する機能を、木材が持っているためです。

 こうした点も含めて、住宅の材質は選ぶ人の皮膚感覚によって好みが分かれるところですね。

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