2009年の半導体設備投資、45%減の見通し

» 2009年03月11日 07時26分 公開
[ITmedia]

 2009年の半導体業界の設備投資額は前年から45.2%減少して169億ドルになるとの予測を、米Gartnerが3月9日発表した。

 同社は、不況の影響で2009年いっぱいは設備投資が低調で、2010年に緩やかな回復が始まると見込んでいる。2010年の設備投資額は前年比20.1%増の203億ドルに達する見通しという。

 世界経済危機の影響で半導体市場のあらゆるセグメントで設備投資が減速したとGartnerは語り、「過去3年間のメモリへの過剰投資と消費者市場の縮小により、2010年までは上向く可能性はほとんどない」としている。

 ウエハー製造装置への投資は2009年に前年比で46%減少し、パッケージングおよび組み立て装置(PAE)は47%減、自動テスト装置(ATE)は34%減の見通しとなっている。

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