調査リポート
» 2009年03月10日 12時21分 UPDATE

20年前の学生とは違う? イマドキ学生の就職観 (1/2)

2010年3月に卒業予定の学生はどのような就職観を持っているのだろうか? 毎日コミュニケーションズの調査によると「楽しく働きたい」がトップ。ただ1991年に卒業した学生と比べると、今の学生は“ボランティア精神”が強いことがうかがえた。

[Business Media 誠]

 世界的な不景気の影響を受け新卒採用を減らす企業も出ているが、2010年3月に大学を卒業する予定の学生はどのような就職観を持っているのだろうか? 毎日コミュニケーションズの調査によると、学生の就職観で最も多かったのは「楽しく働きたい」(35.3%)がトップ、次いで「個人の生活と仕事を両立させたい」(22.7%)、「人のためになる仕事をしたい」(12.9%)であることが分かった。

 1991年に卒業した学生の就職観を見ても「楽しく働きたい」(31.9%)がトップ、次いで「個人の生活と仕事を両立させたい」(28.8%)がランクイン。20年前の学生と今の学生の就職観に大きな違いはないようだが、今の学生は「人のためになる仕事をしたい」(12.9%、1991年の学生は4.6%)と答えた割合が増えていることから、「“ボランティア精神”が加わってきているようだ」(毎日コミュニケーションズ)としている。

yd_work1.jpg 就職観「楽しく働きたい」の推移(クリックして拡大、出典:毎日コミュニケーションズ)

 また今の学生は大手志向なのか、それとも中堅・中小志向なのだろうか。「大手企業志向」(絶対大手企業がよい+自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい)は51.8%と半数を超えたが、同社が昨年実施した調査に比べ1.1ポイントの減少。一方「やりがいのある仕事であれば中堅・中小企業でもよい」(39.3%、前年と比べ0.5ポイント増)や「公務員・Uターン志望」(5.2%、同1.0ポイント増)が対前年で増えている。

 就職観と大手企業志向を掛け合わせて見ると、「絶対に大手企業がよい」と答え「楽しく働きたい」という学生は25.6%に対し、「中堅・中小企業がよい」を選択し「楽しく働きたい」と考える学生は44.0%。「大手企業を希望する学生よりも中堅・中小企業を志望する学生の方が『楽しく働きたい』と考えているようだ」(同)。また「絶対に大企業がよい」を選択した学生は「収入があればよい」(6.6%)、「プライドの持てる仕事をしたい」(16.2%)、「出世したい」(3.2%)と回答する割合が目立った。

yd_work2.jpg (出典:毎日コミュニケーションズ)

学生が「行きたくない」と思う会社

 学生は会社選択の際、どのような点を重視しているのだろうか。最も多かったのは「自分のやりたい仕事ができる会社」(39.1%)で、1979年の調査開始以来、変化はなかった。以下「安定している会社」(26.0%)、「働きがいのある会社」(20.7%)、「社風がよい会社」(18.2%)という結果に。上位5項目は昨年の昨年と同じ結果となったが、昨年3位だった「安定している会社」は4.7ポイントの増加。

 このほか順位は低かった「一生続けられる会社」(10.2%)も0.8ポイント増やすなど「今年は社員の定着率や長期で安定した生活を約束してくれる項目の割合が伸びており、会社を選択する際のポイントが昨年と今年では違ってきている様子がうかがえた」(同)

yd_work10.jpg 会社選択のポイント、上位項目の推移(クリックして拡大、出典:毎日コミュニケーションズ)
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