6カ月前と比べ、働く時間や自由時間に変化はありますか?(1/2 ページ)

» 2009年03月06日 18時12分 公開
[Business Media 誠]

 世界的な不況の影響で、ビジネスパーソンの労働時間に変化は出ているのだろうか? 朝日大学マーケティング研究所の調査によると、1カ月当たりの労働時間は「増えた」(16.8%)という人より、「減った」(22.3%)人の方が多いことが分かった。

 年代別で見ると20代(増えた25.0%、減った21.0%)と30代(同25.0%、同23.0%)においては、労働時間が「増えた」という回答が多い。また雇用形態別に見ると、正社員で「減った」という人は21.4%だったが、非正社員は同30.0%と、正社員を8.6ポイントも上回った。

6カ月前と比較したときの1カ月当たりの総労働時間の変化(出典:朝日大学マーケティング研究所)

 労働時間が増えたという人に、その理由を聞いたところ「残業・休日出勤が増えたため(仕事量が増えたため)」が76.1%で断トツ。次いで「役職・職務内容が変わったため」(16.4%)、「同僚(人員)が減ったため」(13.4%)だった。一方、労働時間が減少した理由も「残業・休日出勤が減ったため(仕事量が減ったため)」(84.3%)が圧倒的に多く、このほか「役職・職務内容が変わったため」(5.6%)、「転職したため」(4.5%)が続いた。

 6カ月前と比べ、退社時間に変化はあったのだろうか。全体的には「遅くなった」(14.8%)よりも「早くなった」(22.8%)という人の方が多かった。ただ20代(遅くなった22.0%、早くなった20.0%)は遅くなったという人が多いようだ。

 退社時間が遅くなったという人は、帰宅途中にどんな所に寄る機会が増えているのだろうか。最も多かったのは「コンビニエンスストア」と「スーパー」(いずれも18.6%)、次いで「ディスカウントストア」(15.3%)、「ファストフード店」(11.9%)という結果に。逆に退社時間が早くなったという人は「書店」(25.3%)のほか、「コンビニエンスストア」「ディスカウントストア」「スーパー」(いずれも18.7%)などに行くようだ。

6カ月前と比較したときの平均退勤時刻の変化(出典:朝日大学マーケティング研究所)
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