アートが地球のためにできることとは?――eco&art展 2009

» 2009年03月06日 07時00分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 コニカミノルタは3月6日から、東京・新宿のKONICA MINOLTA PLAZAで「eco&art展 2009」を開催する。雑誌『Pen』に掲載された環境問題に関わるモノ・コト・アイデアと、「エコ&アート アワード 2009」の入選作を展示する。

 エコ&アート アワード 2009は今回創設された賞で、アートの視点で環境活動(エコ)を促進するための芸術作品を表彰するもの。プロアマ問わず16歳〜35歳までの若手アーティストが応募でき、投稿された296作品の中から入選作に選ばれた25作品を展示している。この中からグランプリを3月22日に選出する。

 eco&art展 2009開催を前にした3月5日、内覧会が行われた。展示された作品の一部を紹介しよう。

森分優太さんの「eco messenger―割箸―」。使い捨ての象徴である割箸を緑色にしたり、木を想起させるデザインにすることで、使用する際に環境意識を問いかける

白鳥裕之さんの「脱がせるラベル」。ペットボトルのラベルにチャックの絵を施すことで、ラベルをはがしたくなるような仕組みを作り、分別が促進されることを狙う
八木彩さんの「おにぎりごみ袋」。その名の通り、おにぎりの具をごみ袋に描いたもの。街中におにぎりがあふれれば、もったいないという心が生み出されるのではないかという

GREEN ISLAND project teamの「Green Island」。街の広場や道路をCGで芝生に変えてみた作品。生活に緑を加える重要性を視覚から訴える
村田真理さん、吉田実香さんの「ヒロイモノハウス」。道端に落ちているものなどをガチャガチャの空き玉に閉じ込めて、吊るして家を作った。取るに足らないものの美しさを再発見するきっかけが作れればという

櫻庭萬里夢さんの「Visionary Garden」。植物のシルエットを紙で作り出し、光を当てたり、扇風機で風を吹かせることで、自然の中にいるような感覚を作り出す。

 eco&art展 2009の期間は3月6日から23日まで。展示時間は10時30分〜19時まで(最終日は15時まで)。展示場所は東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F。入場は無料。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.