「草野球 スパイク脱いだら くさや級」――足クサ川柳のグランプリ

» 2009年03月05日 18時14分 公開
[Business Media 誠]

 奈良県広陵町の靴下製造販売「岡本」は3月4日、第3回「足クサ川柳」の選考結果を発表した。グランプリには「草野球 スパイク脱いだら くさや級」(オレ龍さん)が選ばれ、「『草野球』と『くさや級』のダジャレに気を引かれ、ついつい読み返してしまいます。運動で汗をかいた後、足が蒸れてニオイがしたという経験がそうさせるのでしょうか」(事務局)としている。

 第1回の2007年は「足の裏 かいで思わず イナバウア」、2008年は「洗濯機 『まぜるな危険!』の 妻の文字」など、自虐的な句がグランプリを受賞している。

 準グランプリには、「オレの靴 嗅いで喜ぶ ポチいとし」(きみたろうさん)と「足元の ハイハイわが子 急に立つ」(ずーパパさん)の2作品が選ばれた。「足元」の句について「お子様にとってはきっとびっくりするニオイだったんでしょうね。この句には、足クサの悲しさよりも、親としての喜びが表現されていると感じました。思わず笑顔になってしまいます」(同)

 また足クサ川柳岡本賞には「ときめいた 貴方のにおい 今めまい」(むれ男さん)、「罰ゲーム 俺の靴下 大活躍」(だいちゃん様さん)、「『お帰り♪』と 笑顔で妻は  窓全開」(じぇっとさん)、「クサすぎる 愛の言葉と 彼の足」(蝶胡さん)などの7作品が受賞した。

 同社では、足のにおいをテーマにインターネットで川柳を募集。2008年9月1日から12月1日までに1万2587句の応募があり、社内選考とネットでの投票で選ばれた。

入選作品

何となく 今日も確認 うん、くさい(ブルーグレースさん)

靴は外 靴下バケツで 俺風呂場(ようこちんさん)

1日の 臭着駅は マイホーム(酒井具視さん)

クサくても 足がいのちの 営業マン(六鹿仙さん)

お座敷は 殿様並みの 距離とられ(ひろさん)

美か臭か ブーツを前に 悩む朝(匂宮妃薫子さん)

臭くない? 問われ見廻す フリをする(世界の波平さん)

靴屋にて 店員かわいい 「また来ます」(くさしさん)

二枚目です ルックスじゃなく 靴下が (さごじょうさん)

靴買って 似合うが臭うに 変わる夏(チャオスケさん)

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