調査リポート
» 2009年03月04日 12時01分 UPDATE

裁判員をやりたい理由、やりたくない理由

5月にスタートする裁判員制度について、賛成派と反対派、どちらの方が多いのだろうか? バルクの調査によると、賛成派よりも反対派の方がわずかに上回り、中でも50代以上の人にとっては抵抗感があるようだ。

[Business Media 誠]

 5月21日にスタートする予定の裁判員制度。この裁判員制度のあり方などをめぐって、さまざまな議論が繰り広げられているが、国民の意見は「賛成」または「反対」どちらが多いのだろうか?

 日本の裁判員制度の導入について、「賛成」という人は18.1%、「反対」は21.6%と、わずかに反対派が多いことが、調査会社バルクの調べで分かった。年代別で見ると、賛成派は20代(21.1%)と40代(22.0%)が目立った。一方の反対派は50代(28.1%)が最も多く、これに60代以上(23.1%)、20代(21.5%)が続いた。「50代と60代以上は(裁判員制度という)慣れないことへの抵抗感があるのか、やや反対の意見が多かった」(バルク)としている。

yd_saiban.jpg 裁判員制度の導入について(出典:バルク)

 また「あなた自身が裁判員に選ばれることについてどう思いますか?」との質問に対し、「選ばれて進んでやりたい」は8.6%、「選ばれてもいい」が19.0%と、積極派は27.6%。逆に「選ばれたくない、やりたくない」は33.0%と、消極派の方が多いようだ。ちなみに最も多かった意見は「選ばれれば、そのときは仕方ない」(37.7%)だった。

 インターネットによる調査で、20代から60代以上の男女1040人(男性515人、女性525人)が回答した。調査期間は2008年12月10日から12月16日まで。

裁判員をやりたい理由

 裁判員を「選ばれて進んでやりたい」「選ばれてもいい」と回答した人は、なぜ積極的な姿勢を示しているのだろうか? 理由を聞いたところ「めったにない良い経験ができると思うから」が最も多く44.8%、次いで「国民の当然の義務として協力したいと考えるから」(41.6%)と回答。男女別で見ると、男性は「国民の当然の義務として協力したい」と答えた割合が女性よりも14.1ポイントも高かった。逆に女性は「社会勉強」(36.6%)や「めったにない経験」(47.3%)の割合が男性よりも高かった。

yd_saiban1.jpg 裁判員に選ばれることについて(出典:バルク)

 また裁判員を「選ばれたくないし、やりたくない」と回答した人に、その理由を聞いたところ「人を裁くことに抵抗があるから」が56.7%でトップ。男性は「時間を取られ、生活や仕事に影響するから」(45.2%)や「面倒だから」(19.7%)といった理由が目立ち、女性は「人を裁くことに抵抗があるから」(60.6%)や「裁判の内容を理解できる自信がないから」(32.5%)といった回答が多かった。

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