学生が選ぶ人気企業ランキング――3年連続トップの企業は?

» 2009年02月27日 14時47分 公開
[Business Media 誠]

 景況感の悪化などから採用人数を縮小する企業が増えているが、2010年度卒業予定の学生たちはどの企業に就職したいと考えているのだろうか? みんなの就職活動日記の調査によると、3年連続で「ANA」(2243票)がトップであることが分かった。「ANAは多様な職種別採用を行っているため、幅広い層からの支持が人気の秘けつといえそうだ」(みんなの就職活動日記)としている。

 2位には早期採用活動に力を入れている「P&G」(2042票)、3位「資生堂」(2005票)、4位「ソニー」(1758票)、5位「パナソニック」(1746票)という結果に。昨年順位を上げた金融各社が今年は軒並み順位を落とし、メガバンクで見ると「三菱東京UFJ銀行」が3位から15位、「三井住友銀行」が4位から18位、「みずほフィナンシャルグループ」が8位から20位にそれぞれ順位を下げた。このほか全体的に順位を落とした業界は不動産、IT、人材、重厚長大系メーカーなどが目立った。

総合ランキング1位〜30位(クリックしてすべてを表示)

 一方、不況でも人気が高かったのはテレビで、「日本テレビ放送網」が130位から29位、「フジテレビジョン」が84位から60位、「日本放送協会(NHK)」が91位から65位、「TBS」が235位から85位、「テレビ朝日」が166位から100位にそれぞれ順位を上げた。

 男女別で見ると、男子は自動車メーカー、女子はメガバンク、損保など金融大手のランク外が目立った。また文系・理系別で見ると、文系は金融、商社、広告といった限られた業界に人気が集中。理系は食品や製薬といったメーカーが上位を占めた。

男女別のランキング(クリックしてすべてを表示)

 この調査は、Webサイト「みんなの就職活動日記」にある企業ごとのブックマーク登録人数から算出。調査期間は2008年10月1日から2009年1月9日まで。

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