SBI証券が3月2日から手数料改定――大口の信用取引手数料を大幅に見直し

» 2009年02月18日 14時40分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 SBI証券は2月17日、株式取引の手数料を3月2日から改定すると発表した。改定するのはネット取引でのアクティブプラン※の手数料で、1日の約定代金合計額が100万円以下の場合だと現物取引・信用取引ともにほぼすべての価格帯で手数料が安くなるが、大口信用取引の手数料は高くなる。

※アクティブプラン……約定回数に関係なく、1日の約定代金合計額に応じて手数料が決まるプラン。

 現在は、信用取引での1日の約定代金合計額が「100万円を超え1000万円以下の場合の手数料は1000円、1000万円を超え5000万円以下の場合は2000円、以降、約定代金合計金額5000万円増加ごとにプラス2000円」だが、改定後は「100万円以降、約定代金合計額100万円増加ごとにプラス420円」となる。

 例えば信用取引の1日の約定代金合計額が1000万円の場合、現行の手数料は1000円だが、改定後は4280円となる。ネット証券最大手のSBI証券が小口投資家重視の姿勢を鮮明にしたことで、ほかのネット証券の動きも注目される。

現行手数料と新手数料の比較(出典:SBI証券)

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