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» 2009年02月12日 22時30分 UPDATE

ロイター、朝日新聞ほか7社が配信する「ビジネスプレミアムネットワーク」とは? (1/2)

ロイター、朝日新聞、時事通信、ダイヤモンド社、東洋経済新報社、プレジデント社など7社が、アドネットワーク事業で業務提携する。ライバルともいえるこれらの企業が提携する理由は。そして仮想の共通敵は……?

[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 トムソン・ロイター・ジャパンと朝日新聞社デジタルメディア本部、ソネット・メディア・ネットワークスの3社は2月12日、共同で販売するアドネットワーク商品「ビジネスプレミアムネットワーク」を4月から開始すると発表した。

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ay_ad01.jpg 参加するメディア7社とソネット・メディア・ネットワークス

アドネットワークとは?

 アドネットワークとは、複数のWebサイトの広告枠をネットワーク化し、1つの広告商品として販売するものだ。例えばA、B、Cという3つのサイトをアドネットワーク化すると、それぞれのサイト単体に広告を出す場合に比べ、より多くのUU(ユニークユーザー、閲覧者数)にリーチできるというメリットがある。ネットワーク化して規模を大きくすることにより、ユーザーが閲覧したサイト履歴を元に、ユーザーの興味に沿った広告を配信するといったことが可能になる(行動ターゲティング)。

 アドネットワークは米国で先行しているインターネット広告の手法で、米国には300以上のアドネットワークがあるといわれる。日本でもアドネットワークに参入するメディア企業が徐々に増えており、例えばYahoo! Japanのアドネットワーク(プレスリリース)や、日経BP社の「The Premium Contents Network」(プレスリリース)といったアドネットワークが先行している。

3000万人のビジネスユーザー、富裕層にリーチ

 ビジネスプレミアムネットワークに参加するのは、「asahi.com」「ロイター.co.jp」「jiji.com」など7社の8サイト。新聞社、通信社、ビジネス誌など、いずれもメディアが運営し、自前のコンテンツを持つサイトである点が特徴といえる(下表参照)。合計で月間約1億PVをビジネスプレミアムネットワークに提供し、上記3サイトが多くのボリュームを占める。

 営業管理の窓口や広告配信のプラットフォーム整備は、ソネット・メディア・ネットワークスが行う。同社はソネットエンタテイメントの100%子会社で、1998年からアドネットワークのサービス提供を行っており、老舗といえる企業だ。

参加予定サイト 社名
asahi.com 朝日新聞社デジタルメディア本部
AFPBB News AFP通信
CNN.co.jp 朝日新聞社デジタルメディア本部(運営)
jiji.com 時事通信社
ダイヤモンドオンライン ダイヤモンド社
東洋経済オンライン 東洋経済新報社
プレジデントロイター プレジデント社
ロイター.co.jp トムソン・ロイター・ジャパン−マーケッツ・ディビジョン

 ビジネスプレミアムネットワークのユーザー比率は、男性が82%、女性は18%。40歳以上が全体の約7割を占め、40〜49歳が28%とボリュームゾーンになっている。役職を見ると、管理職以上が45%(経営管理職は13%)を占め、年収1000万円以上が22%おり高所得者層が多いとしている。

 想定する広告主は、金融機関や自動車メーカー、家電メーカー、B2B向け商品、B2C向け高級消費財、不動産、エアライン、トラベルなど。「ターゲットはビジネスマンや高所得者層。ビジネス系に特化し、最適なターゲティングをすることで広告認知を最大化する」(トムソン・ロイター・ジャパン、メディア事業部の楠山健一郎氏)

ay_ad03.jpgay_ad04.jpg ビジネス層の読者にターゲットできるのが強みである、とする(左)。ユーザープロフィールを見ると、40歳以上の男性で管理職以上、年収1000万円以上の高所得者層が多いという(右)

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