1月の倒産件数は前年比15.8%増、1月としては6年ぶりの高水準

» 2009年02月09日 16時14分 公開
[Business Media 誠]

 東京商工リサーチが2月9日に発表した1月の企業倒産件数(負債額1000万円以上)は、前年同月比15.8%増の1360件となった。これで8カ月連続で前年同月比増加となり、1月としては2003年(1444件)以来6年ぶりに1300件を上回った。「前年同月比は2カ月連続で2ケタ増となり、倒産増の傾向に歯止めがかかっていない」(東京商工リサーチ)としている。

 負債総額は同44.3%増の8389億9100万円で、5カ月連続で前年同月を上回った。特に負債100億円以上の大型倒産が同128.5%増の16件(前年同月7件)となり、負債を押し上げた格好だ。

 倒産件数を産業別で見ると、増加率が最も高かったのは「製造業」で37.8%増(169件→233件)、次いで「不動産業」(32.0%増、50件→66件)、「金融・保険業」(18.1%増、11件→13件)、「建設業」(16.8%増、309件→361件)、「卸売業」(15.5%増、167件→193件)、「サービス業ほか」(12.3%増、219件→246件)、「小売業」(5.3%増、150件→158件)と続いた。逆に減少したのは「農・林・漁・鉱業」(40.0%減、10件→6件)、「情報通信業」(11.1%減、45件→40件)の2産業だった。

産業別の倒産件数と負債額

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