「○○しながらテレビを見ている」という人は、実際どんなことをしているのだろうか。最も多かったのは「PCでインターネット」で67%、次いで「食事」(62%)、「ごろ寝」(32%)であることが、スカパーJSATの調査で分かった。
「インターネットをしている」という人に、具体的にどんなことをしているかを聞いたところ「検索」(78%)と「メール」(67%)が圧倒的に多く、次いで「オークション」(20%)だった。中でも20代男性は「チャット・SNS・掲示板」が37%と、「テレビ番組を見ながらPCや携帯電話で情報を検索し、その中味についてメールやチャットで会話をする、といった『ながら視聴』の一面が明らかになった」(スカパーJSAT)としている。
インターネットによる調査で、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)と関西圏(大阪、京都、兵庫、奈良)に住む20歳以上の男女1040人が回答した。調査期間は1月4日から1月5日まで。
誰もいない家に帰ったとき、最初にどんなことをしているのだろうか。最も多かったのは「テレビをつける」で53%、特に30代女性は65%、50代でも64%と高い比率となった。このほか「PCをつける」という人は36%だった。
また「あなたにとってテレビとは何ですか?」という質問には「情報源・ニュース」(235人)が最も多く、以下「娯楽、趣味」(206人)、「暇つぶし」(197人)、「必需品」(112人)、「気分転換」(72人)という結果に。「テレビは必要なときにスイッチを入れる家電製品ではなく、現代社会に欠かせない重要なツールとなっている」(同)
本人または配偶者が定年を迎えたという人(155人)に、定年前と比べて一緒にテレビを見る時間の増減の変化を聞いたところ「やや増えた」(19%)、「増えた」(20%)、「大幅に増えた」(11%)と、約半数の人が「増えた」と回答。「増えた」と答えた人に、以前と比較して夫婦仲が「良くなった」か「悪くなった」かを尋ねると、「良くなった(良くなった気がするを含む)」は78%。約8割の熟年夫婦は、「テレビ番組を一緒に見る時間が増えることで会話のきっかけができ、夫婦円満の一助けになっているのではないか」(同)としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング