“本離れ”といわれて久しいが、国民はどのくらいのペースで本を読んでいるのだろうか? インターワイヤードの調査によると、「月に2〜3冊」が最も多く20.0%で、次いで「月に1冊」(14.8%)、「2〜3カ月に1冊」(13.2%)であることが分かった。「月に1冊以上」読むという人は52.9%と半数を超え、うち6.9%は「月に10冊以上」と回答。一方、9.3%の人は「本は全く読まない」と答えている。
年代別で見ると、「月に10冊以上」読んでいる割合は年代が若いほど多く、10代は10.0%と1割に達した。逆に「本は読まない」という回答も年代が若いほど多い傾向にあり、若い世代で本を読む人と読まない人、“2極化”が進んでいるようだ。
3カ月に1冊以上本を読んでいる人に、よく読むジャンルを聞いたところ「推理小説」が41.4%でトップ。次いで「趣味(映画、旅行、クルマなど)」(31.9%)、「ノンフィクション」(28.6%)、「エッセイ」(28.5%)、「SF・ファンタジー・ホラー・小説」(26.8%)と続いた。
男女別で見ると、男性は「推理小説」「ビジネス・経済」「趣味」「歴史小説」と続いたが、女性は「推理小説」「エッセイ」「暮らし・生活」「趣味」という結果に。「ビジネス・経済」「パソコン・コンピュータ」は男性の方が20ポイントほど高く、「エッセイ」「暮らし・生活」「恋愛小説」は女性の方が目立った。
インターネットによる調査で、9566人(男性50.2%、女性49.8%)が回答した。調査期間は2008年10月29日から11月13日まで。
本を購入する際、重視している点を聞いたところ「内容」が71.0%でトップ、次いで「作家」(54.9%)、「価格」(39.4%)が多かった。ちなみに「本の帯・POP(Pint of purchase advertising:購買時点の広告)のキャッチコピー・紹介文」と回答した人は11.5%。
本を紹介するキャッチコピーについて“引かれるもの”を聞いたところ、最も多かったのは「役立つ!」で21.6%。以下「超話題作!」(18.5%)、「感動!」(17.7%)、「考えさせられる」(13.8%)、「ドラマ化・映画化決定」(13.0%)と続いた。男女別で見ると、男性は「役立つ!」「超話題作!」「感動!」、女性は「役立つ!」「感動!」「話題作!」という結果に。
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