2009年の社会で気になること、「景気」それとも「安全」?

» 2009年01月30日 07時00分 公開
[Business Media 誠]

 ビジネスパーソンは2009年の社会で、どんなことが気になっているのだろうか? インテージの調査によると、最も多かったのは「景気の先行き」で86.3%、次いで「失業者の増加」(44.8%)、「食の安全」(37.2%)であることが分かった。1位と2位が景気に関連したことだが、このほかにも「政府の景気対策の中身」(35.8%)や「円相場の推移」(35.8%)、「企業倒産の増加」(30.2%)、「日経平均株価の推移」(29.9%)などが上位にランクインした。

 また食や安全に関することでは「地球温暖化による異常気象」(32.5%)、「新型インフルエンザの発生」(29.8%)、「理由なき殺人事件などの増加」(27.6%)などが多かった。ちなみに「麻生内閣の行方」(23.7%)や「政権交代の有無」(22.5%)といった、政治に関する話題は少なかった。

2009年、社会で気になること(出典:インテージ)

 インターネットによる調査で、会社員など20〜59歳の男女2400人が回答した。調査期間は1月16日から1月20日まで。

2008年と比べ、支出を増やしたいモノと減らしたいモノ

 飲食関連の支出で、2008年よりも「増やしたいモノ」を聞いたところ、「生野菜、サラダ、煮物などの野菜類」や「納豆、豆腐、大豆などの豆製品」「乳酸菌飲料、ヨーグルト」となった。一方で「減らしたいモノ」の割合が多かったのは、「外食」「外での飲酒」「お惣菜」などが目立った。

2009年の支出増減意向(出典:インテージ)

 またファッション、雑貨などの関連の支出で「増やしたいモノ」は「スキンケア」「寝具、快眠グッズ」「靴」の割合が多く、「比較的需要が期待できる商品カテゴリーと言えそう」(インテージ)としている。逆に「バッグ」や「アクセサリー」は、支出を減らしたいという回答が多かった。

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