1月20日から1月22日まで、東京の国際フォーラムで開催されている「ベンチャーフェア Japan2009」。今年で11回目を迎えるイベントだが、今回はどのような企業が出展しているのだろうか?
凶悪事件などのニュースをテレビで見るたびに、不安に感じる人も多いはず。「自分の身は自分で守らなければ」と思い、防犯ブザーなどを購入した人もいるだろう。しかしそれでも“不安”に感じるのはなぜだろうか。防犯グッズはスタンガンや催涙スプレーなどの“攻撃型”、防犯ベルやセンサーライトなどの“守り型”と、1つのグッズで両方を満たしているものが少ないからかもしれない。
そこで自分の身を守りながら、相手を攻撃できる防犯グッズを開発したのが警備品開発会社「安全規格販売」だ。同社が扱っている「撃盾」は、盾に催涙スプレーを内蔵。最近では学校やコンビニなどで盾が配備されており、防御には役立っているものの「“攻撃”することが難しい」といった声が多かった。こうした声を受け、同社では指1本で相手を撃退できるように、盾に催涙スプレーを内蔵したグッズを開発した。
撃盾は警察や警備会社向けの大きいタイプから、写真立てサイズまでを用意。玄関に撃盾の写真立てを置いていても、多くの人はそれに催涙スプレーが内蔵しているとは気付かないだろう。
盾の後に付いているボタンを押せば、催涙スプレーが2メートルほど噴射される。催涙スプレーを吹き付けられると、20〜30分ほどせきやくしゃみが止まらないほか、目や鼻、のどの痛みで攻撃能力を失うという。ガスの成分は唐辛子とマスタードが3%ずつ含まれているほかは、フロン系のガスが94%。「一時的に激しいせきや目の痛みなどがともないますが、後遺症が残ることはありません」(安全規格販売)とのこと。
また盾には、強化ガラスの150倍以上の強度があるポリカーボネイトを使用。厚さ4ミリ〜5ミリのポリカーボネイトを使用しているため、「刃物や鉄パイプから身を守ることができる」(同)という。
一緒にしなくても盾と催涙スプレー、2つを置いておけばいいのでは? と思う人もいるだろう。この疑問に対して「イザというとき催涙スプレーを取りそこなったり、逆向きに噴射するケースも多い。(撃盾の)写真立てであればつかみやすいし、逆向きに噴射することはない。素早く自分の身を守れるのでは」(同)と話した。
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